2019年5月20日(月)

方々の畑の麦が色づいてきており、麦秋が近いのだなと思う。今夕から明日昼にかけてまとまった雨。雨のにおいはいいね、しっとりとして気分が落ち着く。空気が甘く匂うのは花だろうな。

2019年5月19日(日)

明日から強めの雨が降るとか。水源が潤うといいなあ。

リーフルの春摘みダージリンがだんだんに入荷されてきているのをウォッチしてるのだけれど、ここ、こんなに初物を仕入れていたっけと驚いてる。そういえば最近のお茶のトレンドは春摘みや台湾高山茶の淡い香りに傾いてきてるって話を読んだのだった。

茶葉の商品紹介や解説って「果実のような」とか「花のような」とか、なんかふわっとしたイメージの羅列に読めそうなものではあるんだけれど、あれは茶葉の特徴をわりと詰め込んだものになっている。例えば僕の求めて止まない草原の香りなら、コピーに「青い」という言葉が入ることが多い。お茶に限らず(知る範囲ではお香やコーヒーも)香りというのは、この表現が入るならこの香りがするというように、けっこう定型的な言葉で表されているようだ。

2019年5月18日(土)

朝から祖父の要請で畑仕事の手伝いをしていた。亡くなった祖母のところてん好きは僕に遺伝しているのでは、みたいな話をしたり、コンビニくじで当たったゼリー飲料を祖父が初めて飲んでみたり。今年はトマトに力を入れるとのことで、大玉トマトの株が畑に八本並んだ。

2019年5月17日(金)

ヘッダの背景を庭のクレマチスに挿し替えた。

きょうは屋外の風がむっと温かくて、ああもう季節は晩春というより初夏なのだなあ、梅雨が来たら梅雨もいいというのだろうなあ、なんて思う。

2019年5月15日(水)

山桜の青葉や柿の木の新緑がきれいだ。

しばらく前にここに書いた不満ごとは、先の大型連休のあいだに自分の思考で分解し、おおかた片付けていたのだった。ばらしたら思いがけないものが出てきた感じもしたし、それはありがちでしようのない話でもあった。この話を経験の広がりに置き換えていこう。

育てているつもりでいたアーティチョーク二種類のうち片方は、全く関係のない違う植物らしいことが判明した。こういう植物を育てることが初めてではあったし、なんか互いに似てないよねともここで書いてはいたけれど、そんなのありかー。残る片方は紛う方なき本種で救われてる。種は余っているし、いまが蒔き時だから、またしぶとく蒔くべし。今回みたいに園芸で取り違えをするとけっこう情けない。

2019年5月14日(火)

宵のころに驟雨。大気が適度にやわらかい。奄美地方で梅雨入りとのことで、いよいよ梅雨前の過ごしやすい気候を今のうちに味わっておきたいところ。

2019年5月13日(月)

ばね指を抱える美容師さんの代打で住宅地の公園の草むしりをする。芝と白詰草が絡みつき踏み固められて融合しており、たかだか二畳ちょっとの区画をひとりできれいにするのに四時間かかった。正直いうと割に合わない。手作りおにぎりの差し入れがあった。

敷き布団カバーを麻製のものに交換した。これからの季節は肌触りがいいんじゃないか。

2019年5月11日(土)

科学の知見が増えると超拡散状銀河や低表面輝度銀河とか、知らなかったものがいろいろ出てくるなあ。一昔前には楕円銀河や渦巻き/棒渦巻銀河くらいしかなかったように思う。

昼下がりに道の駅のフリーマーケットへ行き、とある店主に掴まって少し話をする。衣類の紹介のほか、ぬいぐるみもあるよ、どんなのが好き? と訊かれ、こういうのですねとプレイしていたポケモンGOを見せると、そんなのないよー! と笑いながらの返事。なんか元気な方だった。

その後母と、がんで入院している叔父のところへ見舞いに向かった。想像してはいたけれど、叔父は細く痩せて臥せっていた。去年亡くなった祖母の元から見つかった古い写真を回し見しつつ、しばらく世間話をした。先の連休に叔父は一度自宅に戻り、家族や孫と団らんのひとときを過ごしていたそうだから、その機会があってよかったなと思う。

庭のクレマチスは花保ちがよいようで束のようになっており、やはり日暮れにもう一度その姿を撮っておきたいなーと思ってる。

2019年5月10日(金)

ブルーチーズがその強烈な刺激臭を上回るうま味で脳の感覚を塗り替えていく様子に、ひとりで薄ら笑いを浮かべたりしていた。こわい。でもブルーチーズの味わいは深くたくましく、味と紐ついてしまえばカビの香りも心地よくて、美味しいものが一つ増えた。唐突にものを単品でもぐもぐやり出すのはいかにもな独り身らしさだ……。