NPOさんのところでお菓子作りの次案。素材としてはにんじんを軸にしたクッキーで、そのままのフレーバーや山椒+チーズ、ジャム乗せなどのバリエーションをつくることになった。九月からは実際に製作の段階へ入っていくとのこと。今後のじぶんの参加は難しいという話を伝えた。もうひとりの参加者さんが額装された絵とレジンのアクセサリーをくださった。絵はきつねモチーフの子とのことで、イメージカラーは緑と青。どちらもこちらが好む色を使ってくださったそう。レジンのほうはチャームの形をしたキーホルダーで、封入されているのはその方のおうちに咲いていた花なのだとか。びっくりしたけれど、そうした作品をいただいてとてもうれしかった。就職へ向けた準備でじぶんがそろそろその場に参加できなくなってくるのを察して、一緒に活動してきた記念としてつくってくださったのだと思う。お礼というか、こちらからもなにか記念にお渡しできたらと思い、北海道一周の途中で拾った礼文島の瑪瑙と襟裳岬漁港のちょうちょ貝から、綺麗なのを見繕っているところ。めちゃんこかわいいこのきつねの子はどこに飾ろうか……。その利用者さんとはお菓子作りを通していろいろ協力してきたなあという実感がある。それはたぶんお互いに感じていることなのかもね。社会復帰へ向けてそれぞれが前へと進んでいくなかで、一緒にいられたことやその機会をくださったスタッフさん方に感謝したい。とはいえ依然として行けるときには参加はするんだけれどさ。きょうは不思議とおだやかな気持ちで過ごせた日だった。あすあさってものんびりするつもり。
2024年8月4日(日)
ベッドのなかが居心地よくて、ぬいたちといっしょにまどろむうち昼は過ぎていた。『somewhere』観た。日々を持てあます映画俳優が娘と幾日かを過ごす話。わりあい淡々とした、でも徐々に温かく血の通ってくる描写だった。娘と別れたあと、じぶんで茹でたパスタを黙って食べる場面に、胸のつまる感じがする。家族と過ごせないむなしさがぎゅっと伝わってくるのだけれど、最後に車を降りて歩いていくときの表情を見られてよかった。なんとなく暑い日に向いていそうな映画。
2024年8月3日(土)
通所してやや疲れた。夜には花火で遊んだり。ねむたい。
2024年8月2日(金)
午前のみの通所に変更して午後は一時帰宅、のち病院へ行き処方を出してもらった。ボウリング大会がある日だったらしく、すこし悩んだものの予定通りに通院とした。二ヶ月に一度で済むけれど、待ち時間がわりと長い病院で疲れることだしね。ストレスは強め。んー、帰ってきてからの時間の過ごしかたがよくない。心地よい無為でもなく散漫にあっという間にというのは、早くお布団へ行くほうがよかろ。あしたは午前の通所のみでまたしばらくお休みに入れるから、のんびりするのはそこからでよいよ。
2024年8月1日(木)
未明に一度目が覚めたせいか、メンタルの具合がよろしくなかった通所日。なんか疲れも感じたね……。過度に防衛的な気持ちが強かった。しばらくぬいとのんびり過ごして、早めに眠り体調を整えるがよかろう。優越性にこだわるという蟻地獄から抜け出すにはじつは望むだけでよく、じぶんの世界があるなら競い合うこと自体が生じないはずで、そこを刺激されかねないというのはまだじぶんの制御が効いていないのだね。別の話として、ストレスに向き合うということを考えるとき、それが向き合うべきストレスかどうか判断できる、ということがまず前提だと思う。制御の件も判断の件も、分かるのはすぐなのにできるまでがたいへん。
2024年7月31日(水)
ネイルを塗ったり、シャツにアイロンをかけて過ぎし日。早めに眠るがよい。
2024年7月30日(火)
朝から果物市場へ出かけた。小玉すいかが見当たらないとかぶどうはこれからかーとか思いつつ桃を手に取るうち、そのとなりにチタケも並んでいるのを見つけ、迷わず二パックを購入。そのあとスーパーに立ち寄るなど。夕餉はチタケとなす、挽肉を炒めてチタケそばとした。季節に合わせた小説のムーミンを寝しなに囓り読みする習慣がことしは止まっていたのだけれど、昨晩は『ムーミン谷の夏まつり』と『たのしいムーミン一家』をちらほら読んでいた。ぬいと一緒にこちらの鼓動を感じつつ思う、こんなふうに過ごすときはいまを味わえばよくて、ほかのつまらない考えを持ち込むのはじぶんから不幸になりたがっているようなものだね。こんなこともなかなか体感として馴染まずにいたのだった。うちの仔たちからはいつもなにかを教えてもらっているな……。
2024年7月29日(月)
金曜に訪れるはずだった通院先へ向かい、おくすりを出していただいた。昼近く、すでに最高気温に迫る熱気のなかを移動して用事を済ませ、帰りがけにスーパーで買い物をして帰途。うちでは前から苗のままにしていたしそ二株をプランターへ植えつけ、水をやった。うちの露地のしそはことしに限って生育が思わしくなく、菜園の周りへ植えた苗はどれも虫食いに遭って大きく育てずにいる。夏場は葉をなにかと薬味に使うから、ある程度まとまった株を確保しておきたいんだよね。それで世話しやすい玄関前に置くことにしたのがきょうのプランター。庭の奥へ植えたヘーゼルナッツの株二本は雑草に埋もれそうになっており、慌てて周りを引き抜いた。そろそろまた草刈りをする頃合い。あとは冷房の効いた部屋でのんびり外を眺めて過ごした。
2024年7月28日(日)
なにごともなかりし日。傷んだじゃがいもを去年かおととしに菜園の端へ埋めたのだけれど、それをいくつか掘り出した。んー、小芋がざるにひとすくい。育てたわけでもないから臨時収入的な恵み。じゃがいもそのものは小指の先ほどのが菜園に散らばることでちらほら生えてくるから、現状のまま適当に扱っておけば、手をかけずに少しずつ収穫できそうだ。じゃがいものポテンシャルって高い。書き忘れていた、土曜はゲームショップでミニ四駆のカラフルなギアやきらきらしたポケモンカードを手に入れたり、模型店でばら売りの花火を見繕ったりしたのだった。いつだったかここへ書いたことで、子供のころ魅了されたようなものをまた集めて宝ものにしよう、ということを地味に続けてる。ボタンとか缶バッジとかコルクの栓とか。そうしたたいしたことのないきらきらした小物に魅了される感覚を手元につないでおきたい……と思って始めたものの、魅了される感覚はそれ自体が心地よく、この感覚はずっと残っていたのが再び潤いを与えられているところなのだなと思う。
2024年7月27日(土)
通所して殺生石周辺を散策。思いのほかよかったことも、だるいこともあった日。ビザールな環境に長居しすぎだと感じる。せっかく休みへ入ったのだから気楽に過ごせたらよいね。とはいえ、当初の想定より早めに動いてもよいのかも。賽の河原でとんぼの話になり、もうじき空の感じにさみしくなるというやりとりをスタッフさんとした。秋の気配をすでに察知したかのような心境の変化。