2022年5月11日(水)

自分が同人やインディーズ系の音楽を好きなのはなぜか、たまに考える。ネットへアクセスし始めた思春期に触れやすかったのが、見知らぬ誰かがホームページで配布するMIDIやMP3だった、というのが大きいかなと思う。そのころアマチュアの音楽制作者が集って作品を公開していたmusieというサイトで、自分は聴き専としてあれこれダウンロードさせてもらい、そうして手に入れたMP3のかなりな数をいまもこよなく愛している。エレクトロニカや打ち込み系があいかわらず好きなのも、三つ子の魂百までというやつなのはたしかなのだけれど、もう少し掘り下げてみるとこうではと思い当たるものもある。自分は手作り感や不揃い感に惹かれるんじゃないだろうか。光り輝く宝石であれば持つことのない、鉱物が宿す複雑な滋味やいびつさ、こうしたものに(も)魅力を感じるんだと思う。これを言い換えるとしたら、誰もが好むような商業ベースの作品と比べてより制作者の一部分であると感じられること、作り手との距離の近さ、だろうか。少し逸れるけれど、個人的な植物の好みは花壇のお友達といった草花より、雑草と呼ばれる種族に傾いている。そんなことも含めると、自分が手を伸ばしやすい基準みたいなものは、距離を感じる/純粋さや完成されたものより、身近/雑然とした手触りを持つ側寄り、になるのかな……。雑然としていることが含む豊かさには驚きや思いがけなさが隠されていると思う。あ、驚きを求めているのかもしれない。驚きや思いがけなさに出会いたいなら、メインストリームから少し外れて辺縁を渉猟してみることは有効だから、そうしたお宝探しをするような傾向が音楽では同人やインディーズ系の作品へと向けられているのかも。頭がぼーっとしたままでまとまりもなく書き出してみたら、以前よりはしっくりくる理由が見つかった。きょうはこのへんで切り上げ。

2022年5月9日(月)

雨のなか病院へ。アクリル製作と庭の作業でほったらかしになっていた、脚や腰回りのストレッチを再開した。三週間ほどブランクがあるけれど、よく馴らしたら比較的あっさりと可動域は広がった。いったん体が作られているとこうしたお得さがあるんだなー。アクリル制作の負荷を食で発散したためにいくらか太り、ダイエットも再開したところ。こちらは続けさえすれば納得いく水準へ到達できるのではないだろうか。冒頭の懸案二つはなんとかこなしたから、やるべきことを少しずつ片付ける生活に移りたい。基本は勉強とリハビリ+お仕事探し。

2022年5月8日(日)

畑の畝にマルチを掛け、野菜の苗を植えた。菜園にあるか追加する予定のもの……青じそ/スイートバジル/ホーリーバジル/フェンネル/ディル/イタリアンパセリ/ミニトマト「サントリー 純あま」「デルモンテ ぜいたくトマトミニ」「シシリアンルージュ」/ペピーノ/チャイブ……など。ほかの場所にコモンタイムを植えたらブーケガルニが作れると画策してる。

2022年5月6日(金)

庭に排水路を引いた。大雨が降ると庭の土砂を人通りのある方へ運び出すような水の流れができており、その流路を別の方向、正確に言うと隣の山道へ向けるように、地面の土を削ったり足したりしたのだった。あとは実際に雨が降ってみないと分からないことだし、盛った土が水に削られないくらい固まるには時間がかかるだろうと思う。

2022年5月4日(水)

カルミアの植え付けが片付いた。アクリルの制作中はそっちにかかりっきりで投げ出していたから、苗が手元に揃い定植まで、三週間ほどかかったのでは。畑の土はすっかり耕して、とりあえずの畝を引いたところ。あしたかそれ以降に畝を水はけよく整えて、それから溜まっているハーブ類の苗を植える予定。くたくたに疲れた。夕方に眺める白のクレマチスは金の光とのコントラストが綺麗で、手間をかけて世話してよかったとじんわり思う。

2022年5月3日(火)

一日じゅう母と庭の作業をした。自分は菜園を拡張して土を耕すうち夕方になった。もともとゆるい傾斜のかかった場所に開墾したため、きょうの拡張で菜園の水平面はゆがんだ形になり、それをならすための土をホームセンターで買ってきた。白地に黒で「畑の土」という商品名は一目で分かってよいな。カルミアの植え付けと菜園に畝を引く作業はあしたに。夕方の金の斜光を利用して庭の花をけっこう撮ったのだけれど、現像する時間が足りない。もう疲れたからごろごろしてお布団を目指す。