2023年7月6日(木)

よく晴れた日。Stable Diffusion webuiの環境をつくったりしていた。適当なプロンプトでもおおと思うようなイラストが生成されたりして、面白さはある。LoRAやimg2img、ControlNetの機能を使って、テイストから構図まで変えられることを知り感心したり。そのうえで思ったのは、へたっぴな落書きでよいから自分で紙に描いてみるのがよさそうだね、ということ。それを取り込むことで見栄えのする画像も出力できるかもしれない。そうした基部にある素朴な創造性は、いまのとこAIでは手出しがしづらく人間に委ねられた領域のように思う。そして個性というか、個人的なこだわりを反映させたいと思ったら、いずれは出力物に自分で描き加えたり編集したりという作業は避けがたそうだなあということも、ひしひしと感じる。写真の登場で絵画はかえって表現の内面を追い求めたように、誰でも画像生成をできるようになったときに問われるのは、絵を描くことが好きかどうかという行為への情熱なんだろうね。あとは呪文を英語で唱えるにあたってDeepLが活躍しており、自分の不勉強がこんなとこで露呈してる。ものごとってなにがどうなるかわかんない。写真にも音楽にも支えられるなんて、むかしは思いもしなかった。

2023年7月5日(水)

NPOさんのところへ。ほかの利用者さんと話したり、自販機へ飲料の補充作業をしたり。自分に対して、あまり現状に甘んじていてもね、ということを思う。一方で、自分のペースでやればよいのではという主治医の言葉を思い出したりもして、揺らぎがある状態。たぶん時間が経つだけでも前進するほうへ傾いていくのだろうけれど、別にそれを待たなくてもいいことはいいのだよね。新書の著者があとがきでぼやくようなタイミングでもあり、医療者や支援者が決して無理強いしない箇所でもあるから、いまは自分の意思が大切なときなのだろな。その人たちからすると、やらされるようにやってストレスを溜めて、尾根を渡る途中で滑落するように病状をぶり返すという例を、おそらくため息が出るくらい見ているんだと思う。一度できなくなってしまった些細なことがまた自然とできるようになる、ということは日常生活の隅々で実感していることだし、助けてくれる手は多く差し伸べられていることだし、自分の調子を見ながらでよいよ。

2023年7月4日(火)

暑くもあり、それ以上にだるく眠かった日。空は青く真夏のような雲行きで、いつのまにか驟雨が庭を駈けていった。Twitterのあとはどこへいこうねえ。Blueskyとそれを含めたATプロトコルというものに期待しているのだけれど、招待コードがいつ来るかわからない。もう少し待ちかなー。早いとこお布団へいって明朝に時間を回そう。

2023年7月3日(月)

夕餉のあと床で眠ってしまい、こんな未明にこれを書いてる。起きてランプの明かりの前で夜空を眺めると、空が雷光でときどき薄明るくなるのが見える。きのうは果物市場や産直で買い物をしたり、溜まっていた洗濯をしたり。お布団へいこう。

2023年7月1日(土)

雨がまばらに降るそばから路面が乾くような、梅雨らしくはっきりしない天気の日。正午過ぎにNPOさんのところへ。午前中のスケジュールのためか、きょうは午後になっても参加者さんが比較的多めだった。小学生向けの夏休みイベントに使うクロスワードパズルの案を出したり練ったり、街へ探しに出かけたり。それが終わってから、参加者さんふたりとレコード店やアニメの雑談なんかをして過ごした。そういうのって楽しいのはよいのだけれど、自分は対人接触で元気の残量がごりごり削られるたちで、ほどよいタイミングで離席のち帰路。一方の方からは地元のカフェでその日行われるというジャズのライブの案内をいただいた。財布の中身や体力もろもろを鑑みて丁重にお見送りしたけれど、ひとさまからなにかしらお誘いがあるのはありがたいことなのかもしれない。夜になり、うちの庭を少しうろうろした。夜の庭は探索し甲斐のある濃密な世界だなあと思う。パーゴラから吊り下げたソーラーライトにはかえるのお客がいて、撮らせてもらおうとあたふたしていたらびゃんと跳んでいってしまった。昼とは異なる生きものたちの諸相を垣間見るのは楽しいことだね。あすというかきょうはのんびり過ごそう……。

2023年6月30日(金)

先の『レジリエンス入門』を読み返してる。大切な内容だから、この本はあとでノートへまとめるつもり。認知の歪みについては『いやな気分よさようなら』がより詳しかったからそちらも参考にできたら。それから、マインドフルネスについては何か手ごろな手引き書がないか探したものかな……。あしたは予定が入っているからもう眠る支度。

2023年6月29日(木)

火曜と水曜は体調がすぐれず、ここへなにごとか書きつけるのも忘れていた。きょうはいくつか用を済ませてから、バイク屋さんで原付のオイル交換とタイヤ圧調整をしていただいたり、NPOさんのところでしばし本を読んだり。バイク屋のご主人は優しい人なんだけれど、けれどというところで。このひとにセンシティヴな話は打ち明けられないなあと感じる。ぎすっとした文章が出たけれど、長くお世話になっていることだし、特定の話題にはのらりくらりかわしつつのお付き合いでいくぞー。正午辺りに雨の予報が出ていたので、NPOさんのとこでは一時間ばかり読書をして買い物ののち帰路。きょうは誰とも会わなかったけれど、メンタルの不安定な方がこちらへの姿勢を頻繁に変えてくるのがそこそこしんどい。まあ仕方ないよね、以前の自分もこうだったに違いないんだし、と思ったり、それはこちらの問題ではないわけだからこちらがきちんとしていれば悩む理由はないよ、とも思ったり。……とげとげしい文章が出てくるあたり、自分は上記の二件で精神的にちょっとしんどいのだろうね。あまりあれこれ引き受けずに、体調優先で生活しよう……。「なんのためにその場に属しているのか」という目的を忘れると、そこの人間関係に執着して迷走しやすいから(主語:人類)、この問いかけはなるべく思い出せるようにしておきたい。ランプの明かりで『睡蓮ホテル』を読んでいたら遅くなった。眠ろう。

2023年6月25日(日)

にいにい蝉に引き続き、ひぐらしの初鳴きが聞こえた日。前の晩にジンのびんをほぼ空にしたせいで、悪酔いこそなかったものの気分はひどくネガティヴだった。酒に飲まれるのはよくないね……。ただ、自分の好みは薬草系リキュールとビールかなと決めてかかっていたから、新たに開拓できるジャンルができそうなことはうれしい。そんなわけできょうはなにもせずにいた。庭のくちなしは白い花をぽんぽんと咲かせ始め、そばを通りかかっただけで甘くとろけるような香りがする。植えてよかった。