2024年1月22日(月)

休息の日。洗濯とアイロンがけを済ませて明日の用意をしてからはのんびり過ごした。TWSBI ECOにはひとまずDiamine Red Edition Ashを入れることにした。いろいろ使うのもきっと楽しいでしょという思い。いちばん使ってみたかったAurora Greyは小分けボトルにもうない。三つくらいインクのお気に入りができたら、先のショップでAurora Grey含めてもうすこし容量のあるボトルを注文するつもり。それから本や漫画をいくつか。『ダンピアのおいしい冒険』は完結した六巻まで読み終えた。知らないことを知りたい、見たことのないものを見たいという思いにあれほどまでの痛みが伴っても、「風をはらんで進む船」としてその思いを肯定しようとする意思が描かれていた。出会いと別れの先にいまここにいるというのは、水平線を目指して新しい陸地を見つけるのと同じくらい、みんなで拓いてきた「新しい航路の果て」、未知のフロンティアなのだなと思う。公開当初から楽しみに追い続け、ここまでたどり着けてよかった作品。ほか、星空案内人の手引き書と世界史がすぐ分かる系の本を平行して読んでいた。高校では社会科枠をすべて地理Bに振ったのもあって、知識を仕入れはじめた近年まで歴史の感覚が不明瞭だったのだった。個人的な趣味で世界史年表と気になるできごとをExelシートに書き込みはじめてからは、歴史もおもしろいなあと思う。なんというか、なにもなかったところに急に太く頑丈な骨格と空間がめきめき構築されていく気持ちよさ。新しいジャンルに触れたてのときのそれよね。あした気持ちよく就労移行支援へ出かけるためにもう眠ろ。きょうは曇りがちながら暖かく湿っぽくて、まるで次の季節が一足先に来たかのようだった。

追記:
じつはすこし前から、北海道を原付で一周するならことしの六、七月が限られたチャンスなのでは、と考えてる。一周には半月や一ヶ月はかかるし、そんな休みは働き始めたらそうそう取れないだろうしね。お金貯めたらいったん仕事を辞めて旅というのもありと言えばありだろうけれど、できるときさっさと実行しておくというのはよい考えのように思える。

2024年1月21日(日)

昨夜からきょうの夕方までしっかりした雨脚が続いた。夕暮れには空が晴れて桃色の夕焼け。ため込んでいたグレー系インクの見本をコピー用紙へ書き連ねる作業に没頭して過ごした。Vanness Pen Shopというショップから各種インクを小分けボトルで購入できるのだけれど、そこでグレー系インクをたんまり買い込んであったのだった。お気に入りの色を見いだしてTWSBI ECO Indigo Blueに入れたい。もっかよさそうなのはAurora Grey Ink / Diamine 150th Silver Fox / Diamine Red Edition Ashあたり。以前常用にしていたDiamine Greyはニュートラルなグレーで使いやすいのだけれど黒に近く、もうすこし薄い色がほしいのだよね。でもJ.Herbin Gris Nuageよりは濃く……となると、わずかな色味の違いで目移りするくらいには迷う。一晩寝かせたら決まりそうな気もするから眠るべし。お気に入りの筆記用具があることは勉強なりノートなりに向かう意欲につながるとも思う。

2024年1月20日(土)

金曜のことを書き忘れた。その日は昼にNPOさんのところでジェラートの味見。チョコ味はクラッシュナッツあり/なし両方採用で確定となり、販売の下準備と価格調整に向けて次回の予定日が決まった。スタッフさん曰くネット販売できたらとのことで、その売り上げの一部は能登の震災へ寄付したいそう。チャイの販売は四月をめどに。相談員さんからは、三月のフォーラム(映画上映)にて、聴覚に困難がある方や文字情報で知りたい方向けの文字起こしを手伝ってもらえたら、とお誘いをいただいた。じぶんは一昨年もその作業をお手伝いしているから声をかけやすかったのかなと思う。相談員さんと関わる機会もそのあたりが最後になってくるかなという思いがあり、お誘いを引き受けることにした。夕方に利用者さんから電話があり、一緒にポケモンSVをしに集まりませんかと声をかけていただいたので、上記のジェラート作りの日程に重ねるかたちでNPOさんに集まることに。「話しかたが癒やされる」と評していただいた。そうした評価はたぶん人生初では。お腹が冷えたようで腹痛もあったりした日だった。そしてきょう、というかもうきのうだけれど、土曜はひさしぶりに産直へ出かけて野菜を手に取った。ほっそりしたふきのとうが袋詰めになっているのを見て季節の移ろいを感じたり。帰ってきてからはベッドへもぐり込んでまた眠りこけているうち夕方になっていた。それからランプの灯りの前でごはんたべたりのんびり外の雨音を聞くうち、いまに至る。南岸低気圧の接近で大雪の恐れもと予報が出ていたものの、さいわいというかその予報は外れたみたいだ。ある程度の雨脚が窓を閉めていても聞こえてくる。

2024年1月17日(水)

午前は就労移行支援、午後はNPOさんのところで面談。引っ越しをして生活の風景が変わった話とか伺ってみたいですと相談員さんに伝えると、大学を卒業してから今までのことを話してくださった。群馬を出て暮らした長野の松本に愛着があることや、行くあてのない無職期間を経て口実のように当地へきたこと、このあたりにはあちこちに林が現れるけれどその植生の雰囲気がちょっと怖いこと、心を傾けられる標本木のような木をどこでも求めてきたもののまだここでは見つけていないこと、そのほかいろいろ。面談の終わりに、三月でここを退職するんです、と教えてくださった。きょうのようにお会いできる機会はまだ二回あるとは言え、戸惑いかさみしさのようなものを感じる。就労へ向けた活動をなんとなくためらっていた自分の背中を、無理にではなく自然にそっと押してくださった方なのだよね。一方でおたがい、変わりゆく景色の途上にいるという意味で仲間だとも感じるから、そこを応援したい。三月まではまだ間があるから、こうした気持ちをお手紙に書いて渡そう……。ここ一、二年ほどで、自分を取り巻く人との出会いや別れが瀬の水のように目まぐるしくなってきたことを感じる。主観としてはできることをこなしてよく休み、先のことはそのときがきたら自ずと定まるはずと心配もなく楽観しているのだけれど、きっといまは人生の大きな変わり目なんだろね。なんだか疲れてねむたい。あすは回復にあてることにしておふとんへ。

2024年1月16日(火)

朝起きると外はうっすら雪化粧していた。ご近所の道を覆う圧雪がまだ溶けていなかったこと、当該の自治体には大雪警報が出ていたこともあり、就労移行支援へはおやすみする旨の電話を朝イチで入れた。やる気のある朝だったんだけれどなあ、まあそんな日もあるよ。登ってきた日差しを見ながらストレッチ、のちなにもせず過ごした。あすは定期面談もあるから、相談の内容を手帳へ書き出したら早めに眠る。

2024年1月15日(月)

春前に手に入れたい苗のリストや済ませておきたい庭の作業を紙へ書き出しはじめたり、溜まっていた洗い物を洗濯して干したりアイロンをかけたり、ネイルを塗ったり。午前の日差しが十二月のそれとはもう違うと思いつつ明るい外を眺めていると、強くざわめく風にもこれまでとは違う響きのようなものを感じた。なんとなくランダムで流していた楽曲で、aiko『ぬけがら』の「季節の変わる匂いする 寒い朝に思い出す」という歌詞が耳に残ってる。というかこの言葉は聴くたびすごい感受性だなあと思う。そのあとに聴いた冨田ラボ feat.畠山美由紀『耐え難くも甘い季節』の「もうはじまる 耐え難くも甘い新しい季節 少し冷えた夜風が響く時 あなた触れる幸せのハーモニー」にもおやと思ったのだった。どちらも歌っている季節としてはじぶんのいるいま現在ではないのだけれど、変わり目を捉えた歌の言葉が心のなかへ入ってくるのはどういう変化だろ。そんな些細なことに元気でも出たのか、きょうは目の前のやることに没頭して、朝から夜まであっという間に過ぎた日だった。そして数ヶ月ぶりに体重計へ乗ったところ、予想していたラインよりはまだ下におり、意外な思いとともに安心したところ。ここ数年は十月から一月にかけて、冬場のストレスが食欲へ向かうためか、とても太るのだよね。ちょうどよいし、このあたりでまた食事に注意しはじめられたらよいな。ただし、したいこととしてメモしてある「ケーキとタルトを食べる」を実行に移してからね……。日没ごろNPOさんの利用者さんから電話があり、あすは缶ごみ処理の活動があるからよかったら一緒に行きませんか、とのこと。すでに就労支援の日程が入っていたからお礼を言って別の機会にと断ったけれど、なにかしら誘ってもらえるのはうれしいものだね。庭の予定を考えてすこしのんびりしたら、今夜は早めに眠ってよい流れをつくろう。

2024年1月13日(土)

朝から夕近くまで、NPOさんのところでジェラート作り。自分含め四名が集まり、作業の合間にポケモンSVでやりとりをして過ごした。ジェラートのほうはチャイに加えてチョコ味もつくることとなり、そうした作業に専念するうちあっというまに午後になっていた。きょうはNPOさんにたくさんの利用者さんがきていたなあ。帰り際には雪が舞った。充実なのか分からないけれど、一日じゅうやることがあり、時間がすぐに過ぎた日。日月はゆっくりやすもう。

2024年1月12日(金)

暗くなるころ定期通院先へ。眠る前の処方が減ったことで朝に動きやすくなったことと、就労移行支援に通い慣れてしんどさが減ってきた感じがあることを主治医に伝えた。それから市のお祭りへ向かった。チョコバナナやイカ焼きや大阪焼きを買って食べたり、震災への募金をわずかながらしたり、狐面のお値段に手が出せなかったり、広場の光が届かないあたりにたむろする人影やそのまわりを駆け回る子供たちの様子を覗ったり。水ヨーヨーすくいをしたときの、的屋のおじさんのしみじみとした雰囲気が印象に残ってる。その水ヨーヨーをしゃぼしゃぼしつつ夜道を歩き、蛍の光が流れるスーパーで買い物をして帰路へ。居室の暗がりで水の入った風船を明かりにかざすと、余韻のようなものを感じてきらきらして見える。あすはジェラート作りがあり、その合間にポケモンSVを持ち寄って遊ぶ予定のはず。日付も変わったし、早いとこ眠ろ。