2022年6月4日(土)

早朝オープンのガーデンさんに向かうため朝早くから出発した。金色の日差しを横から受け、がら空きの那須街道をまっすぐに遡上する。きょう一日になにかあるというより、新鮮な緑のトンネルをくぐり抜けるこの一瞬ごとの変化がすべてに思える。ガーデンさんのばらの咲き具合と晴れた朝の光線はどちらも素晴らしく、だれかほかの来園者が「最高のコンディションだな」と話すのを聞く。あっという間に朝の時間は過ぎた。これ綺麗だねと思った品種を三つメモ。
「ジュビレ・デュ・プリンス・ドゥ・モナコ」……ガラス細工のような特有の繊細さと透明感がある。
「ライラック・デイズ」……紫がかった小ぶりの花はびっくりするくらい写真写りがよかった。
「ブルー・フォー・ユー」……人を引き留める、そつのない美しさ。
ばらはとにかく手がかかると聞くけれど、ちょっと手を出してみるのも楽しそうだなあと思う。ばらとの名コンビであるクレマチスについては多少なり解像度を上げた状態なので、そのへんを手がかりに登攀するかもしれない。退園したあとは割れた殺生石を見たり、那須の展望台のあたりまで行ったり、那珂川河畔公園を少し散歩したり。面談ではなんというか、こちらの過剰反応かもというニュアンスも伝えていただき、きちんと伝えたら分かってもらえるのではということで、それなら直接伝えて解決を試みることにした。いまになり疲れた。眠る。

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