2020年3月7日(土)

遠景に霞が掛かるようになった。そこかしこで梅が咲き、花の香りが流れてくる。

カブは修理とオイル交換を済ませて午前中に帰ってきた。バイク屋のおっちゃんはメーターを見てしばしば「おおう、もうこんなに乗ったの!?」と言うのだけれど、あれはオイル交換を促しての発言なのかな……。乗った距離はいちいち確認してないものの、三ヶ月に一度ほどメンテナンスをしてもらう。買い物用にしては乗り回してる自覚はあるけれど、ライダーほどの行動半径はなく、せいぜい県北エリアをうろうろ、といったところ。あとでメーターの数字をメモする。

ルピシアがメールマガジンで使っていた「おこもり生活」は応用しやすそう……。疫病が流行るこの機会に通知を減らすべく、メールの設定をざっと見直していた。SNS関係ではLINEは利用しておらず、Facebookは長らく放置、Twitterは公式アプリを導入していないから通知そのものは希、といった感じ。僕にとって連絡/通知の手段はいまだにメールが最大のウェイトを占めてるのだよね。幾つかのアドレスに手入れしたから、これより手元へ届く情報はきゅっと絞れたと思う。

おこもりしてしばらく紙媒体と音楽を相手に出来たらと思ってる。今どきの音楽はデバイスからの操作が当然のようになっているんだね。情報を表示するディスプレイからちょっと離れてみたい気持ちがあり、その上で音楽は聴きたいため、MP3プレーヤーを繋いで持ち運び可能なスピーカーを探してる。リチウムイオンバッテリーが交換式なら長く使えるなあとか、現状だとBluetoothは使わないなーとか、あれこれ思う。構造を簡単にするより世界を単純に出来たらよいね。

たばこを止めて三年目に入り、お酒を止めて一ヶ月半に差し掛かり、情報の遮断もするのかよと思う。人生から余剰を削いでシンプルさに傾倒すると、存在がのっぺりしてくるんじゃないかと推測してる。それはともかくとして、僕はほかの部分の欲望についてはそのままにしておきたい。

創作ノートをつけることを考えてる。書くことに関してはもうキーボードが指の延長にあり手放せないのだけれど、自身の思考と向き合ったりまとめたりする機会についてはまだまだ工夫する余地が多い、と思ってのこと。それに、単に環境に変化をつけるだけでも言葉の出し方は変化するんじゃないだろうか。考えるより実践していこう。

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