2019年10月11日(金)

台風対策で持ちきり。さっき思いついて気圧計を目につくところへ出し、最寄りのアメダスを目安に、現在の1013hPaへ目印の針を置いた。ここからみんな籠もって耐えるターン。さしあたって今夜はラジアンFを聞きつつやり過ごす予定。

2019年10月10日(木)

災害を前にした高揚感や頼りにされたい気持ちは、湧いてしまうのは仕方がない気もするけれど、なるべく隠して振る舞うべきじゃないだろうか。

祖父の畑と屋敷の屋根周りをさらに掃除。水はけや落ち葉の堆積などを一通り綺麗にしたから、週末の雨対策はできたと思う。その後、友達に停電対策のポータブルラジオを渡し、りんご園へ紅玉を買いに向かった。状態のいいりんごを手に入れるなら今のうちかなあ、と思っての訪問。店頭ではもう珍しい、堅くて酸っぱい紅玉がごろごろ。帰りがけにシュウカイドウのむかごを拾っていると、周りに野良猫が三匹集まってきて、ほどなく喧嘩を始めつつ散っていった。

那須野ヶ原に帯状に並ぶ分離丘陵は、地元育ちの祖父によれば「地膨れ山(じぶくれやま)」と呼ぶそう。観象台がなんとかとも言っていたけれど、話の流れで聞き逃した。

2019年10月9日(水)

宵にISSを見る。現在の気温は12度だとか。少し前まで、暑い日が続くねえなんて言っていたのに。山の上のほうでは紅葉が始まったと聞いてる。

祖父の依頼はあすに。友達から連絡が来て、台風に備えるべしと言う。趣旨とは関係のないところで書くと、彼はどうやら陰謀論に凝っている……。心配はありがたいことだし、喫緊ではないとひとりで思っていた自宅の雨どいを掃除するかどうか、週末までに見ておくのがよいかも。

2019年10月8日(火)

あすは祖父にまた駆り出される予定。あちらの納屋などに手をつけていない雨どいが残っているから、まとめて片付けるつもり。あー、このところ停滞というか、気分が沈みがちだなあ。こういうときはおいしいものたらふく食べたい。

2019年10月6日(日)

忌避剤をサッシと網戸に塗りおえた。金木犀の香りはいつの間にか薄れてもう気付かない。一週間後に接近するはずの台風は中心気圧が今年一番低いのでは、みたいな文章を見かけた。水とバッテリーくらいは確認しておく。

2019年10月5日(土)

暑かった日。一週間後より仲秋らしい涼しさと秋雨前線が到来するとか。最近になって自然に触れたり写真を撮ることが減っているような。

2019年10月4日(金)

耳鼻科にて、アレルギー性鼻炎のレーザー治療はこのところ混んでるとのことで、二週間先に予約が入った。気勢そがれた……。受付の方が「ここ数日で熱が出たりしたか」という趣旨の質問を来訪者ごとに振っていた。今年のインフルエンザは流行時期が早い、という話は本当らしい。僕も来月頭に予防接種を受ける予定。

2019年10月3日(木)

祖父宅の雨どいと屋根の掃除はだいたいおしまい。あすは耳鼻科へ行ってアレルギーのレーザー治療を受けられたら。『ゴッホ 最期の手紙』を観て、村の人たちの証言というか述懐から立ち上がってくるゴッホの振るまいに、ああそうかもな……みたいになんとなく仄かな共感をしていた。最後の場面は星月夜という作品のものだろうか、あのラストシーンのまたたく星たちがとても綺麗だった。動く油絵という試みは観ていて飽きなかったなー。

おかざき真里さんの漫画『阿吽』を読んでるところ。空海と最澄の物語。2019.01.01 初詣:大田原神社 の記事の大田原神社建立を取り巻いた出来事、というの読んだことが切っ掛けで、あの時代が舞台の漫画あったはずと手に取った。西暦800年前後は日本各地が激動の時代だったのだろうかと断片的に思うにつけ、歴史の授業も取ればよかったと今さら実感する……。阿吽すごい。絵が止まってなくて、ページから立ち上ってくる気迫みたいなものを感じる。時代の過酷さ含めて描写に容赦がないから、読む前に気合い入れる必要があるくらい。千年のちまで人の心の拠り所になった天才同士の出会いはこんなふうだったのかなーとか、あと単純に、当初の関心だった寺社仏閣創建ラッシュのころの雰囲気が味わえてへーと思う。4巻のラストで丹生都比売(にうつひめ)と真魚(空海)が互いの約束を確認している場面があってそこがよかった。こうした「契約」や「結びつけるもの」といったものが世に存在していて、ときにはそれが実体を持つかのように顕在するということ自体が、ある種の人たちにとっては生きてる理由くらいに値するのだろうな、と思う。僕はたぶんそうではないけれど。

ルッコラの種はきのう蒔いた。つくつく法師が今日も鳴いていたのを確認。おそらく「紫水晶」という園芸品種なはずのあけびが手に入ったから、こちらも種を採って蒔くつもり。冬の寒さを経験すれば春に芽生えるそう。