2010年11月5日(金)

ここ一週間ほど、原付であちこち出掛けていた。紅葉の下見という下心もあったのだが、十日ほど前に塩原の奥の上三依(かみみより)へ行ったときは紅葉はまだ始まっていなかった。ただ一本の木立だけが真っ赤に染まって、近くのそば屋のおっちゃんが嬉しそうに話していた。昨日、那須野ヶ原公園へ行ってみたところ木々が少し赤く変化していた。数日前に市内の母の実家へ行ったときに祖父が「あと一週間か十日でここらにも霜が降りる」と言っていたから、その通りなのだろう。黒羽の雲厳寺の境内はまだ青々としていたなあ。ゆっくりと秋が山から下りてきているのだろうか。

昨日の午前中は那須野ヶ原公園へ行ってきたが、何もせずに原っぱで昼寝ばかりしていた。良く晴れていたんだもの。昼時になり小学生の群れがご飯を食べにやって来て、寝ている側に陣取り始めたので、様子を見計らって退散。朝のうちはジョギング客や犬の散歩連れなど人が多かったけれど、昼を過ぎてしまうと公園内はやや閑散としていた。祝日の翌平日だからだろうか。園内をぐるりと一周、散歩して帰る事にし、ドングリなどを拾った。

夕刻、友人からメールが届いて、遊びに来ても良いかと言う。構わないよと返すと30分ほどでやって来た。相変わらず彼はうちの猫に目がない。「サキちゃん、会いたかったよお」などと猫なで声で言っている。猫も僕の部屋まで付いてきたので入れてやり、最近の出来事や音楽の話に花が咲いた。話に寄れば彼は、つい最近入社したばかりのケーキ屋を首になったそうだ。詳しい事情はここでは省くが、とにかく彼の友人の紹介で今度はパチンコ屋の従業員をやる事になったらしい。大変だったな、まあ次の仕事が見つかって良かったじゃないか、と言うと微妙そうな表情をしていた。彼も原付に乗って会社へ通うのだが、これからの時期は寒いからねえ、と言っていた。この辺りは冬になると「那須おろし」という冷たい強風が吹く。彼はヘルメットがフルフェイスではないため、風が当たって寒いのなんの、ということらしい。通勤も大変だ。

ひとしきり最近の一押しピアノ演奏家などの音楽の話題を語り合ってから、彼は帰っていった。すでに夜十時ごろになっていて、夜風がとにかく寒い。彼の原付はマニュアル式でもらい物のため、今日僕の所へ試運転に来たという事もあったのだが、発進するまでの手順がめんどくさい。僕のDioなんか楽だよ、地球にも優しい、などと軽口を叩いた。ようやくエンジンが掛かったのでさよならを言って見送り、ささっと家に引き込んでしまった。じきに霜が降りる。寒いのだ。

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