2023年11月7日(火)

のんびり。余裕のあるときに検索をかけてお酒の概略をまとめているのだよね。ウイスキーの分類とか、ビールの種類や作り方とか。お酒には製法として醸造酒とそこからの蒸留酒とがあり、あとは原料の違いで名前が決まる、という知識だけでもお酒の世界を縦横に区切れるから、酒飲みなら基本的なことは知っておいて楽しいものかもね、と思う。以前にうわばみの友だちから「飲んべえのイメージがある」と言われたよ……。たしかにそのへんは肉より魚、魚より酒と肴がすき。その友だちからは焼酎なら麦が飲みやすいよ、と教えてもらい、甘い麦焼酎も若干開拓できたのだった。もっか開拓したいのはウイスキー枠。いちばん好きなのは甘くて苦い薬草系リキュールなんだけれど、そのへんはひととおり見当がつくようになったことだしねえ。ここ数年の自分の傾向として、「これはもう知っているから、まだ知らないあちらを選んでみよう」という基準が強め。それで楽しい思いをしているからよいのではないだろうか。関係ない話として、隣の自治体で人が熊に襲われた、という情報を見かけた。ことしはお山が凶作らしく、里へ下りてきた熊による被害を方々から聞くのだけれど、とうとう身近な事例が出てきた。とくに予定を立ててはいないものの、いまのところ山登りに完全な安全はなさそうだ、と思う。

2023年11月6日(月)

就労支援にて午前と午後、始めて両方の枠を過ごした。午前中のプログラムは時間を忘れてあっという間に過ぎ、昼休みはごはん抜きで読書。午後の自習は眠くなることを見越して複数のテキストを持っていき、散漫になりそうになったらそれらをローテーションするうち、思いのほか早く終了時刻へ辿り着いた。よしよし。今回のように前日の睡眠さえよく摂っておけば、翌日の学習は積極的なよい気分で取り組めそうだ。雑談できそうな方もいることだし、まずまずの滑り出しなのかなと思う。清掃の役割を引くのに使う札をうっかり持ち帰ってしまい、それは気がついて連絡した。細かいところにも馴れていこうね。海外のサイトで注文しておいたグレー系インクのサンプルが新たに二十近く届いた。試し書きはそのうち。ちょっと寝落ちたため夜明け寄りの未明にこれを書いているけれど、低気圧の北上で運び込まれる温かい風としっかりした雨脚の音が、開けた窓から窓へと部屋を通り抜ける。こうした大気のにおいや肌触りがすき。

2023年11月5日(日)

のんびり。あたたかく湿度を含んだ夜の大気は、夜桜が咲くころのそれのようだった。買い物の帰り道を春の宵に重ねてみたり。あすから本格的に就労支援を利用し始めるから(午前に加え午後のスケジュールもある)、夜更かしにならないようほどよいところで眠るがよいよ。しばらく前に、通話拒否した相手が番号を変えて電話を掛けてきたということがあり、いくらかやりとりをしたあとで再び拒否指定に入れたものの、繰り返すようならはっきり断ったうえで警察に相談しようと考えている。

2023年11月1日(水)

就労支援事業所にて、利用に関する説明を受け書類に契約をした。これで今後への道筋が(二年以内に就労へ持っていくあんばいで)具体的なスケジュールとなって動き出した。とりあえずは週二回のペースで通所する予定。次回は来週月曜だから、それまでは元気の補充をね。契約がひととおり片付いたのち、NPOさんのところへその報告をしにちらっと顔を出し、さらに定期通院先へ通いお薬ももらい、夕餉の買い物をして帰宅。事業所の方から依頼されていた主治医の意見書というのを受け取り、紙一枚で封もなかったから読んでみたところ、現時点での的確で簡潔な記述、という印象だった。あまり書くのもいただけないけれど、ほかへ提出するとある書類では病状をひどく回復のないものとして書いていただき、それによっておそらくとても助けられたのだった。わかりにくい場所で便宜を図って下さっていることがわかるから、先生には頭が上がんないな……。症状悪化のサインとしては「苛々、易怒的に」と書かれており、たぶんこれは自分が知っておいても対処しやすくなる情報なのだろうね。そんなんで、今週の用事はひとまずもうなにもなし。話変わって、自作PCの写真編集領域にするつもりで注文しておいた4TBのM.2 SSDと換装用のメモリ16GBx4が届いた。どちらもこのマザーボードではいちばん速度が出る仕様。とくに問題もなく増設し終えたから写真画像フォルダをコピーしているけれど、データ量に対して処理が速い……。Lightroomのライブラリを移動する手順はあとで調べるつもり。体感するほどLrの挙動が変わるとよいな。のんびりしよう。

2023年10月31日(火)

きょうも午前中は就労支援のプログラムを受講。寝不足で、課題に集中し始めるまでは頭がふらふらしてしんどかった。なんだか学生みたいなことをしている気がした。それでもちゃんとこなせたからえらい。夜になり、また木星へカメラを向けてみた。なんとはなしに予想してはいたものの、四大衛星の位置がおとといとは異なっており、びっくり。今夜のは三つに見え、そのひとつはおとといとは反対側で光ってる。不変のはずの星々を覗き込むとこんなに位置を変えるものがある、というのを初めに発見したとしたら、毎晩夢中になりそうな気がするよ。それはさておき、今朝みたいにふらふらになりたくはないから、日付が変わる前にお布団へいこう。昨晩もいまくらいにはそうしていた気がする……。

2023年10月30日(月)

午前中は就労支援のプログラムを受け、食材の買い物などして帰宅。それから洗濯や夕餉のスープつくり、あとかばんにコーヒーの染みがついたのを念入りに洗って乾かした。もっといろいろタスクを詰め込めるでしょと意地の悪い発想が浮かぶけれど、できることをやってあとは休めばよいよ。十一月からは(十月がもう助走期間だったけれど)スケジュールに沿って人々の中で行動するから、気力体力の管理も必要。この話はオフラインでの関わりについてだけれど、つくづく思う、そのひとのそれが疾患や特性や不幸な成り行きといったものから放たれているとして、こちらの心をすり減らしてまで付き合いたい? 黙って離れたらいいだけなんじゃない? 愛想の尽きた人たちだけれど傷つけたくないなで際限なく消耗する暇があるなら、そろそろ自分の人生に集中したら? いい人ぶって身動き取れなくなってない? 潮時、という言葉が何度も脳裏に浮かぶ。同時に、ネガティブ・ケイパビリティという最近仕入れた概念も。たとえば二つの選択肢を用意してしまうとして(用意せず抱えるという別の選択肢がありうる)、もし片方を満たすことにしたのなら、そのあとではありえたもう片方も満たしてみたくなるもので、ただそれは無理筋。自分の選択に納得と責任を持つには、正解はなく、そのときどきでの最善があったと腑に落ちることなのでは。常々ぐるぐる考えていることではあるものの、こういうことをばたばた書き出す夜はある種の心地よさはありつつもとくに実りもないもので、はやいとこお布団へ行くのがいちばんしあわせだ。元気なときに判断をしたら、は、元気なときにはどうでもよくて考えもしないのだよね。だから、どうでもよいことにリソースを費やしてしまっている状態。意思だの決意なんて精神論はフィジカルでのしてやるのがよい。答え、よく眠り軽く運動をして元気にいよう。眠ろ。

きのうからずっとこの歌を聴きながら「愛が憎しみになったりすべてを笑える日がきたり 月日が流れると気持ちもいくらでも変わっていくから すべて嘘だといわないで」の歌詞がリフレインしている。

2023年10月29日(日)

日中はのんびり過ごした日。しばらく前に新調したタムロンの70-180mmなら木星のガリレオ衛星も撮れるのではと思っていたのを、きょうもよい星月夜だからと試してみた。テレ端で木星にピントを合わせるうち、三脚へ取り付けたカメラ背面のライブビューに光の点が複数現れ、その時点でびっくり。手持ちの機材でガリレオ衛星見えるんだ……。条件を変えながら何枚も撮り、Lightroomで編集をしたものが以下。17世紀の天文学者が見たものと同じものを自分も見ていると思うとよい気持ちがするね。思い立ってから機材やソフトを弄り終えるまであっというまに時間が過ぎて日付も越えてしまったけれど、初めてにしては嬉しい収穫。

月を単体で撮ろうとしていたとき、鳥の黒いシルエットがそこを横切ったのにもびっくりした。レイチェル・カーソンの『センス・オブ・ワンダー』に、子供たちと夜の渡り鳥観察をする際のおすすめの楽しみとして挙げられていたシチュエーション。星撮りをしているときにまさか自分で体験するとは思っていなかったから、ふいうちでわくわくしてきてしまった。でも、あす朝は就労支援事業所でのプログラムがあって忙しいのだよね。ひとまず眠ろう。