2017年11月22日(水)

改元の日取りが19年4月1日若しくは5月1日、という朝刊のことを書こうとして確認のため検索したら、なんか日も変わらぬうちに19年4月末退位の5月1日改元で方針固まったよーみたいなトップニュースが雪崩れ込んできた。昭和の日に合わせたということだろうから、覚えやすく良いんではないだろうか。平成はどんな時代よと母に訊ねたところ、こんな目まぐるしい時代はかつてないと思うよとのこと。

2017年11月21日(火)

道の駅へ行ったり、関東最北の無人駅である豊原駅を見たり、那須の山まで上っていったり。標高の高いところでは既に雪がうっすら積もっていた。殺生石の硫黄の匂いは濃厚で強烈で、地上こそうらぶれてしんしんと冷える景色ではあるけれど、大地の下では今なお灼熱の岩石と蒸気が滾っているのだなと思う。また殺生石へ来たら足湯に入りたい。

明日リリースということで巷でうわさの「どうぶつの森 ポケットキャンプ」が、既にインストールは出来るようになっていたから、そうした。へー。 僕はこれまでどうぶつの森シリーズを遊んだことは無かったから(映画はなぜか観ている)、こうして手元で見ると物珍しさがあるね。ちょっとずつ進めてみる。

2017年11月19日(日)

胃が荒れているようでどんより。ドメイン移転の手続きを始めてる。ここで更に体調を崩すと目が当てられないから、ええと、とりあえずは体温下げないことか。

しもつかれ味のポテトチップスはしもつかれ成分が控えめで、わずかに酒粕を使っているのかな、と感じさせる程度に香りが控えめだった。でも、ポテチを食べたこと自体久し振りだった気がする。

2017年11月10日(金)

うむ、日記を書くのがぎこちない日というのはある。諸々の理由で気分がよろしくないときは、自分の文章も普段より焦点の定まらないものになるから、出力に時間が掛かるばかりで編集がなかなか切り上げられない。こうして書いている日記は義務にしないことで三年も続いてきたのだし、押して駄目なら他のことをして眠るがよかろ。

2017年11月7日(火)

窓磨き完了。あとは明後日のごみの日までにベランダの片付けをしてしまえば、僕が今回自分に課した掃除はおよそパーフェクトだ。あとはボール箱に詰めた本を年の暮まで整頓して過ごす。家具についていた匂いはあらかた消えたらしく、うちの猫が掃除現場を検分がてら、借りてきたかのようにうろたえたり、所在なげになにか喋っていた。

このところ、誰某の様子を見て欲しいといった頼まれごとが入っていて、自分のことに掛かりっきりでいたい僕にとってはそれなりに疲れた。ひとと会って別れたときはほとんどいつも、自分の内面と外界を隔てる境界が解れ、磨り減っていることを感じる。しばらくはまた、本を読んで静かに夜長をすごそう。

そういえば。グリューワインというのかというのかサングリアというのかバンショーだか知らないが、そういう類の温かい飲みものを凝ってつくるの、面白いかも知れない。現在は日本茶と烏龍茶もすこぶる奥深く感じられるし、たぶんこれは、嗜好品の軸足をうまく移せているんではなかろうか。

2017年11月3日(金)

竹工芸と鉱物の展示を見てきた。

並んだ竹細工を「すっきり」「ぼってり」「緻密」のいずれかに脳内で分類しつつ、編み目や色合いに曲線といったそれぞれの作品の見どころを勝手に推測して、行列に押し出される形でわりあい忙しなく順路を見て回った。人のつくるものにはだいたい見どころがあるものだけれど、同じように笑いどころもあるみたいだ、というのが今日の工芸展での収穫。編み込みから透かしを出したのが拘りぽいなとか、抽象的だけど言いたいことは分かるとか、そこまで高尚でなくて「作品名:竹編みかご」などのざっくばらんな感じとか、そういう楽しくなれるポイントは探せば見つかって、だから会場では変ににやついていたかも知れない。記入したアンケート用紙を受付へ提出したところ、華奢な竹とんぼを一つ貰った。

鉱物展では自然金や母岩に付いたオパールが綺麗だったなあ。今回の移動展示は県の博物館から品々を貸し出されたものだそうで、そのためか足尾銅山の産出品がひんぱんに目に付いた。隣町でかつて採れていた砂金が国内最古の産金かもねとか、それで奈良の大仏を金メッキしたとか、そういうのは小学生のころに一度習っていたかも知れない。プラチナの利用例として職員の私物の指輪が展示されており微笑む。

帰り際に、市街を一望できる河岸段丘の高所なんかを探した。この街が広がる平野部は周囲を山々に抱かれているのだなあ、こんなちょっとなだらかな土地に人が暮らすのだなあ、というようなことをしみじみと思う。風も雲も終始ほとんどない麗らかな日和で、その陽差しのなか街路樹のケヤキがはらはらと葉を落とす風景は、痛切なこがね色としてまぶたの裏に焼き付いた。明日は菊花なんかを見に行けたなら。

2017年11月2日(木)

星を見るつもりで窓を掃除したのだけれど、日が落ちればわずかな照明が鏡のようにガラスへ映り込んでしまい、結果的に風景が一層見えづらくなったからどうしたものか。それから、このところ作る料理が手の込んだものになってる。今週末は竹芸展と鉱物展に菊花展を巡るつもりで様子を見てる。