このところ一日にぎんなんを20個ほど食べるうち、食後の体温がほんのり下がるかのように寒気を感じるみたいだ、ということに思い当たった。まあ、毒なんだものねえ。ギンナン |「食品衛生の窓」東京都福祉保健局 や 銀杏(ぎんなん)食中毒とは 和田啓爾研究室にぎんなんの毒性が詳しく載っていた。読んでいると、成人の20個というのは少し危うさのある量なのかもなー。美味しいけれど、食べる数をもう少し減らそう……。
椎名誠の『寝ころび読書の旅に出た』(ちくま文庫)は著者によるお薦め書籍の紹介本。ここから興味を惹かれた本をピックアップして、Amazonのリストに入れといた。クラフト・エヴィング商會の『おかしな本棚』(朝日新聞出版)のときもそうだったけれど、好きになった作家自身が気に入った本を紹介してくれてる状態って、こちらが読者ゆえに書物の世界を導いてもらえる贔屓感がある。僕の読書の基礎体力では本への集中力を上手くやりくりする必要があるし、傾向の掴めてる作家があたり情報を回してくれることに、心底助けられてる。上で挙げた二冊のどちらにも載っていた本は、妹尾河童『河童が覗いたインド』とつげ義春『貧困旅行記』。後者はもう手下にあって少しずつ読んでいるところ。そのほか、長い目で古典に手をつけられたら。