2019年3月29日(金)

改訂されたトーベ・ヤンソン/下村隆一訳『ムーミン全集[新版]① ムーミン谷の彗星』(講談社)を購入。ちらっと読んでみた感じ、ごく細かい表現にちらほらと手が入れられているみたいだ。ムーミンの本に関しては、青い鳥文庫の装丁が頑丈かつ長い再読に耐えるから最も優れていると思うのだけれど、今度のは段組などの構成を変えずに四六判&フォント大きめとなっており、全体の読みやすさが改良されているなーと感じた。蛇足だが、講談社文庫のは薄く軽い代わりに、綴りが脆く紙は変色しやすい。

個人的に、ムーミンにはあまり商業的になって欲しくないという思いと、忘れられない程度に人目に触れて欲しいという思いとがある。ただ、細かいことを言い出すとコンテンツの害悪でもあるしな……。

2019年3月28日(木)

風の強い日。警察署前の御稲荷さんでは老木の桜が既に七分咲きといったところ。毎年、桜を追ってばかりで水芭蕉を観損ねているから、そちらも忘れないようにしたい。

園芸向けのホームセンターでアシタバと蕗の苗、それからボリジの種を見繕う。蕗は広い半日陰を探そう。ボリジは花の美しさを当て込んでいる。

五葉のあけびを祖父宅の生け垣に見つけたから、もう少し経ったら一本もらいに行く。これはいずれ、三つ葉のあけびと共に大鉢の行灯仕立てにして、その花や果実を楽しみたいと思ってる。

2019年3月27日(水)

影を失って穏やかに暮れなずむ夕どきだった。

日本茶や春摘み紅茶(和物含む)の情報をちらほら検索してる。「栗っぽいほくほくした甘さとうま味」というものを僕はお茶に求めてみたいわけなのだけれど、意外と釜炒り茶にそういうのがあったりするかもしれない。四~六月辺りは旬でごちゃごちゃしているから、自分に分かりやすく、あったらいいなという目下の狙い目。

ダージリン
春摘みを一つ手に入れたい(リーフルで探す)
和紅茶
春摘みで手頃なものがあれば(楽天を中心に)
烏龍茶
金萱のシルク感やミルキーな茶葉があれば(ルピシアで)
煎茶、釜炒り茶
栗のうま味と甘味を宿したもの、うま味と青さを併せ持つものなどいくつか(楽天を中心に)

2019年3月26日(火)

いつの間にかレイ・ブラッドベリ『火星年代記』を読了していた。たぶんこの作品は原書で読んでこそ映えるんだろう。視覚的な描写に擦れっ枯らしたところが混じり、火星にまつわる独特のうらぶれた雰囲気を纏った作品になっている。

2019年3月23日(土)

アミガサタケをたらふく採る夢を見た。

入浴剤。クナイプのゼラニウム&パチュリはいいなあ。ゼラニウムの香りがよい。いまAmazonを入浴剤で検索しているのだけれど、それらには実際に使ってみるまで評価が分からないことへのわくわく感があるね。この冬に体験してみてがつーんと頭を打たれた「ツムラのくすり湯バスハーブ」、これは疲れた日なんかに使うと脚がふわふわになり、くたっと眠ってしまう。「薬用ホットタブ 重炭酸湯」は少し値が張るけれど、とにかく身体がほかほかで湯冷めしないから、冷え込みの厳しかった冬の底にはよく使っていた。温泉巡り系の入浴剤が面白そうだ。少し取り寄せてみる。

2019年3月22日(金)

きのう、都内で桜が開花したとか。一新されたradikoのUIに慣れない。

ラジオの話になるけれど、ひとが話している後ろから差し込まれるディレクターの誘い笑い(というのか)、あれ苦手なんだよなー。相手のいるいないに関わらず、話し声は対象のひとりに集中して聞きたい、あるいは順番に聞きたい。要求しているものがラジオ深夜便のような「お行儀のよい話し方」で、話し手と聞き手の構成は対等であるべきだと勝手に思っているんだろう。同じ理由から民放ラジオによくある割り込み発言も苦手。あれはなー、男女一人ずつで構成されている番組では、発言権の重心が偏っている印象がある。割り込むの男性の方が多いような。意外なことに、こうした脳内フィルターをすり抜けてくるのが「やまだひさしのラジアンリミテッドF」で、まあ今夜の放送なのだけれど。ここまでぜんぶ主観。

なぜか今になりFIELD OF VIEWとか聴き出してる。というのは正確でなく、メインストリームの音楽をきちんと聴いてみたいとかねてより思っていたところに【更新】Twitterユーザー1万人の「好きなアーティスト」集計結果(1位~200位) [音楽]という記事を見かけ、良い機会だからこれまでのヒットをさらおうと腰を上げたのだった。

去年の診療で様子を見てみましょうと言われていた右下の奥歯の穴が、ふときょう確認したら思いのほかでかくなっており、一ヶ月後の改元との兼ね合いから一抹の不安を感じ始めた。これは週明けに予約入れる。

2019年3月20日(水)

地元のアメダスにて今日の気温は-1.0/21.0度。寒暖差が15度あると荒ぶる季節の印象があるけれど、20度というのはシーズン中にもあまり見かけないようなブレ幅だ。宵のころ、月の放つ光芒が天空を駈けて西の地平に到達しているのを眺める。