2023年5月21日(日)

園芸店やホームセンターを回り、苗や園芸資材などを購入。ワクチンの副反応でずっとだるかったのだけれど、身体は午後から徐々に楽になりはじめた。このぶんならあしたには動きやすくなっているのでは。気分もかなりげんなりしている。早めに眠るがよい。

2023年5月18日(木)

とても暑かった日。日中は30度を超えたそう。庭のブルーベルとばらの’カクテル’をよりよい位置へ移植して汗が流れた。それから、先日の旅でぬいが入るのに使ったAddninthの2Wayトートに若干の汚れがついたので、それをえり洗い洗剤と酸素系漂白剤でこすって洗った。干したものの仕上がりがいまいち。あとでもうすこし念入りに洗っとこ。あすの天気は一転して曇りのち雨と、気温は過ごしやすくなるみたいだ。

2023年5月17日(水)

汗ばむ陽気の日。面談や雑談。旅や本屋の話のほか、支援事業所の兼ね合いの相談など。できるかどうかは別としてこうしたことを希望します、と伝えられる相手と場があるのは本当にありがたいことだね。隠居プロジェクトとそちらへ持っていくジェラート作り、それにお菓子作りの日程が入った。うちでは暗くなるまで庭の作業。ハーブ類の定植やオルレアの移植に加え、野菜置き場の奥でもさもさに根を出し廃棄予定だったじゃがいもを菜園のすき間へ植え付けた。正直なところ菜園が手狭になってきた感……。もう眠ろう。

2023年5月15日(月)

疲れてぐったり。一週間弱が経つあいだに庭は表情を変えていた。モッコウバラが花期を終えて色褪せているのと、クレマチスの変化が著しい。アーマンディー・アップルブロッサムはありがたいことにとうとうつるを勢いよく延ばしはじめ、月宮殿とエリザベスは花が咲き終えており、ロマンティカやフェンス沿いのフォンド・メモリーズと白万重はつぼみをたくさん差し出しており、サマー・スノーは野放図になりつつあり、アドベント・ベルズとアンスンエンシスはつるを思い切って詰めたほうがよさそうな繁栄のしかたをしている。木立性のヘンダーソニーやレクタ・パメラ、それにいくつかの草ボタンはきょうは未確認。菜園の薹が立ちかけているイタリアンパセリは枝を手折り、ぶつ切りにしたのにオリーブオイルと胡椒と塩をかけてサラダとした。固い茎もありつつ野趣という感じでおいしいおいしい。ことしやってみたいこととして、育てた広葉のパセリでお腹いっぱいになるというのがあったけれど、思いのほかあっけなく達成できた。二年目の大株だからまだ収穫し放題。母のサヤエンドウも採れ始めた。ちょっと園芸店で苗ものが見たいとこだね。

2023年5月14日(日)

きょうも疲れがあり眠たい。4泊5日の旅程についてはいつなにをしたか手帳へ書きとめてあるし、記録のために写真もたくさん撮ったけれど、忘れないうちにここへも軽くメモしとこ。

一日目。朝早くにぬい二名を連れて出立。那須岳の裏側を回るかたちで塩原から会津を抜けて新潟県へ入った。朝のうちは気温が四度とひどく冷えた……。宿のチェックイン時刻までには時間があったので五泉駅前の「カフェテリア 林檎」へ入り、相沢歩さんの「VIOLETTA」と「Heiligenstädt」を読み終えた。どちらも読めてうれしかった本。そして五泉市の碧水荘へ。阿賀野川と磐越西線のあいだにある小さな温泉街で、宿の硫黄臭の強い露天風呂は日暮れの山々が見えて気持ちよかった。夜になるとときおりときおり通る電車に旅情を感じたり。

二日目の朝は、なんとなく地元のラジオのFM NIIGATAを流していたら、松任谷由実さんの『やさしさに包まれたなら』が流れてきた。「カーテンを開いて 静かな木漏れ日の やさしさに包まれたならきっと 目に映るすべてのことはメッセージ」という歌詞が自分の旅のことのように思えて、じんわりと素敵な気分になれた。宿を発ってからは紫雲寺公園で日本海を見て、そこから丸一日かけて海沿いをひたすら北上。ここから旅のあいだはずっと風力発電機が立ち並ぶのを見ることになる。秋田県潟上市の北限亭には二泊した。こちらも夜になると電車の音が聞こえるのが侘しく満ち足りた感じだった。道中、バイク屋さんからお気づかいのメッセージが入った。

三日目はこの旅のメインで、男鹿半島をぐるりと回った。道の駅おがには見たこともない鮮魚やいぶりがっこなど、食欲と好奇心をそそられるものが並んでおり、すごいなあと感心しきり。途中でNPOのスタッフさんから電話をいただくなど。アップダウンの激しい海沿いの道を走り、なんとはなしの目的だった入道埼灯台を見て登り、そこのお食事処のひとつ、竜宮館でざっぱ汁定食を食べた。一帯そのものが人のほとんどいない閑古鳥ではあったけれど、運ばれてきた定食においしそうですと言うと、お店のおばちゃんは「うちのはおいしいんだよー」と言ってくださった。灯台の周りにはおだやかな海風の吹く草原が広がり、そこでぬいたちとぼんやり海を眺めるのは心地よいものだった。男鹿半島は山が海からそそり立っているような地形で、ただ通り過ぎるにはもったいない美しい景観がたくさんあり、もっとのんびり見て回りたいと思った地域。日本海沿岸を北上するあいだはずっとだったけれど、道ばたにはシャクやタニウツギや藤の花々が咲き乱れ、甘い風の中を走り続けた。そして男鹿半島はイタドリが跋扈していた。戻り足には八郎潟が干拓されてできた大潟村を抜けた。海と水田とが一緒に見えるのがおもしろい場所で、ひたすら平坦な土地に直線状の道路が引かれていた。宿では晩酌をして就寝。

四日目は帰り脚。来た道を辿るように海沿いを南下し、山形県鶴岡市からは内陸へ。さすが東北はすごいとほくほくしたのは、道の駅の産直を覗くたびに山菜がたんまり並んでいることだった。たらの芽や山うどは言うに及ばず、ミズ、ネマガリタケ、シドケ、ほかにもいろいろ。あの山はいまだに残雪を抱いているなあと思いながら走っていたら、それは月山で、その山あいを通り抜けることになった。けっこう奥まった地点まで来てから電光掲示板に車両専用道路とあり、引き返すわけにも行かずにしれっと通り抜けた。五月だというのに、汚れた残雪の下から雪解け水がかろやかに流れ出すのを見るのは、季節を出たり入ったり通り抜けたりしているようで不思議な気がした。そこからはまたひたすら走り続け、山形市を掠めながら上山市の宿、材木栄屋へ。

五日目は最終日。山菜を買って帰ろうと、開店時間すぐに道の駅や産直を回り、シドケとミズを手に入れた。ネマガリタケはすごくよいお値段がするのでもっと安いところをと探しているうち、在庫はどこもすっかり捌けてしまったらしかった。そんなものよね。道の駅あいづで母へのお土産を買い、天気予報の雨マークを気にしながらうちを目指した。下郷町から白河へ抜けるあたりで雨が降り始めたためレインコートを着て、あとは国道4号線を南下し、帰り際にスーパーへ立ちよったりもして、夕方前に帰宅。

うちへ着くとばらが満開を迎えていたり、散ってしまったものやつぼみを伸ばしているクレマチスがあったり、庭の植物たちが不思議と趣深かった。そこから居室でだらだらと過ごしてきのう、きょうと至る。書いているうちに日付が変わってしまった。眠ろう。

2023年5月8日(月)

風の強い日。早めの通院で病院を二軒はしごした。あすの行程はひたすら山あいを抜けて新潟方面へ向かうもので、五日間でいちばんハードになりそうなのだよね。チェックインの時間までに宿へ着くかなー。できるか分からないことをするのは得意でないのだけれど、だったらいい機会でしょと思う。んー。あとはあしたの自分に任せて、早く眠ろう。