イナカの灯台

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2019年8月

2019年7月31日(水)

オフライン地図を使いたくて、登山者御用達のヤマレコなるものを導入してみてる。二十年くらい前、父に連れられて渓流釣りなんかしていたころ、はっきりと覚えているわけではないのだけれど、父は事前に二万五千分の一地形図で水場やルートを確認していたような記憶がある。その地形図のうちいくつかはまだどこかに残っていたような。で、ヤマレコで閲覧出来る地図がうわすごいと言えるような便利さをしていてびっくりした。簡略化された認識しやすいマップサービスではなくて、等高線と地図記号がみっちり描かれている国土地理院のそれだ。地形の起伏は一目瞭然。当り前だけれど拡大縮小やスライドをしたり、現在位置を示したり出来る。紙ではなくデジタル媒体だという最大の懸念があるにしても、こういうのが使えるのなら心強いなー。課金無しでダウンロードして使える地図は二枚ぶんが上限らしい。飽くまで便利さに頼り切りにはならず、安全を心掛けていよう……。

ほか、原付に釣り竿を括り付けたり、山菜/きのこ採りもできるよう細かい雑貨を集めていた。どこかで聞いた話だと、炙って曲げた塩ビ管を荷台に固定すればそれで釣り竿挿しになるというけれど、ゴム紐でお気楽に縛っておくことにした。入れ物としては魚籠がいろいろに使えるはず。

マットレスはやっと目的に適うものが見つかった。ここで書いていた幾つかの出来事があり、一ヶ月以上もああでないこうでないとばたばたしていた。

Scoobie Doの新譜がSpotifyにあることを知り、ただいま聴いてる。『Have A Nice Day!』という、真夏に贈るアルバムだとか。個人的にScoobie Doを知った切っ掛けが『風の恋人/茜色が燃えるとき』で、そのときこのバンドに秋の印象が強く宿った。

明日からのスター・ウィークや、月の内側まで入ってきた100メートル級の小惑星の話題に関連して思う。ネットを覗き始めたころに出会ったAnima SolarisというSF/ファンタジー方面のウェブマガジンに、「彗星迎撃計画の端緒から未来」という内容の超短編競作企画『シェアードワールド』というのがあり(Weyback Machineへリンク)、そこの更新を受動摂取しているうち、1キロメートルもない小惑星でもぶつかりさえすれば文明は終わるのかもなー、という漠然とした尺度が根付いた。以来、隕石が月の内側を通ったみたいな記事を読むたび、脳内で大きさを引き合いに出してる。そちらで掲載されていた高本淳という作家さんの作品は未だに好きだ。『ボルツマンインターセクション』の断片的な叙情や『鯨時計』の途方に暮れる感じ、そこにある論理はほぼ分からなかったけれども、通底している余韻が心地よかった。

2019年8月1日(木)

八月。

チタケが見たくて山へ向かった。Google Earthに植生図を適用して木々の生え方を確認していたから、特に悩むでもなく適当な上流部へ向かう。渓流沿いに家族連れのテントが二、三張られているような遊歩道に目星を付け、一時間ほど歩いただろうか。普通の雑木林に見えるそのあたりで、真っ赤なタマゴタケ三本と、なんらかの黒っぽくがっちりしたヤマドリ系を二本見つけた。後者は同定するだけのつもりだったからよいとして、タマゴタケ……たまたまあったにしても、生えているものだなあ。でかく真っ赤で存在感があり、ある場所では四本くらいまばらに集まっていた(虫に食べられたのや崩れたのもあった)。ほか、小さく謎なきのこはいくつも見かけたけれど、どういう分類になるのか見当の付かないものばかり。○○のなかま、くらいには特徴を引き出せるよう、図鑑をもっと読み返しておこう。きょうは出たとこ勝負でやって来たため、空振りにならなくて本当によかった。

晩ご飯。タマゴタケは塩水で虫を出したのち、塩コショウと小麦粉を振ってバターで炒めた。おそるおそる食べると、うまい! なんだろ、このうま味の強さは。バターの風味が乗っていることもあるけれど、こってりかつくどくない。香りをもっと味わえばよかった。柄は炒めてもしゃきしゃきしていて歯ごたえがよく、こちらも美味しい。これを書いている現時点で身体に変化はなく、もしも同定が間違えばなんらかの苦しみをきのこ三本ぶん味わうのだろうか、なんて緊張は杞憂に終わったみたいだ。探せば見つかるうまいものが一つ増えた。いちおう書いておくと、この辺りでは野生のきのこ(山菜も)に対して出荷制限が掛かっている。僕はもっか、自分で採って自分で食べるぶんには許容してしまおう、という方針だなー。

きのこを探す上では木の種類を見分けることが大切だと実感した日だった。いずれは、特定のきのこ(ほとんどチタケのこと)を狙うならこの辺りというふうに、歩留まりのよい探索が出来るようになれたら。

2019年8月2日(金)

つくつく法師とみんみん蝉の声が響くようになった。ああ、もう、盛夏なのだなあ。

フィルム風現像でGoogle検索をしたところ、レタッチの手順を書いたページがたくさん出てきた。すごい。ひとくちにフィルム風と言っても人によって手法が異なるみたいだ。ええー、トーンカーブもHSL/カラーも明暗別識別補正も、これまで意味が分からず触れなかったやつだよー。あんなふうにLightroomを弄るんだ……。フィルムに該当するのか少し不明だけれど、これまでひとさまの作品を見ていいなと思ったのは、黒が強調されてマット感と透明感が両立している、映画のような作風だった。そちら寄りの加工を手札に加えるべく、これからページを読み込んでみる。

2019年8月3日(土)

ポケモンGOのコミュニティ・デイだった。夕どきに近いとはいえ、強烈な陽差しの下で三時間弱、街中の公園をうろうろ。一帯はこんなにトレーナーがいるのかと新鮮な気分になれるような人出だった。どの人も日射を出来る限り避けたいらしく、ポケストップになっているオブジェや木の下に日陰を見つけながら、公園の周囲をぐるぐる移動したり、たむろったりしていた。汗はほとんど流れるようにかいた。歩き始めて一時間半で喉が乾き、ペットボトルのお茶を一本飲み干したのだけれど、始めから終わりまでトイレに用事はなかったな……。日が暮れて過ごしやすい気温になってからも、公園は同じような賑わいを見せていた。

コミュニティ・デイのタイムアップが見えてきたところで地元の夏祭りへ移動。辺りはすっかり薄暗い。ふらふらと人混みをかき分けながら、たこ焼きとかき氷を買う。駐車場に腰掛けてかき氷をしゃくしゃくやり、一通り人波に乗って祭り気分を満たしたのだった。そしてお待ちかね。「夏祭りの喧噪が届いてくる裏通りの、どこか緩んだ雰囲気」を味わいに、路地裏を抜けて一本隣の通りへ出た。そこは地方の飲み屋街なのでそれほど猥雑ではないけれど、路傍に椅子を出してうちわを仰いでいる人たちや、ブルーシートの壁から漏れる居酒屋のどよめき、浴衣姿の男女たちがそぞろ歩く様子など、全体的に緩んでいてかなりいい。祭り囃子というのは通り一つ外れて聞くべきなのだなー。ふと見上げると、濃紺の空に細い月が橙色をして昇っていた。お祭りから少し離れた場所でまったりしている、というシチュエーションはなぜだかしっとりして、とても好きだ。

帰着したのが八時少し前。コミュニティ・デイ終了から一時間後までに進化させたラルトスは特殊な技を覚える、ということを聞いていたから、ぎりぎりのタイミングで個体値を確認し、エルレイドと色違いサーナイトへ進化させた。ラルトスの飴はたんまりあるし、色違いの個体もたくさん捕まえた。あとでもう少し弄るつもり。

友達がDiscordで彼の飼い猫に関する相談を振ってきたため、さっきまでやりとりをしていた。仔細はここで触れないけれど、明朝に動物病院へ連れて行くのが最善では、という話に落ち着いた。

2019年8月4日(日)

ポケモンGOにてトレーナーレベル30に到達&ミュウを捕まえた。ミュウのリサーチタスクに登場した「カーブボールでエクセレント」は実に運頼みだったなー。カントーの一般枠で未だ図鑑に未登録なポケモンは、残りカメックスとフーディンになってる。すながたりない。

2019年8月5日(月)

桃のアールグレイマリネ、なるものをそのうち作ってみるつもり。今夕のISSは若干の雲に遮られたものの、とても明るかった。明日晴れたら更によい条件でISSが見えるはず。明朝は除草剤の散布でまた駆り出される予定。早めに眠ってしまおう。ときおり希薄な秋の気配がする。

2019年8月6日(火)

ISSは天空を駈ける眩いのがばっちり見えた。ペルセウス座流星群に向けて幸先がよいね。近年の8月13日はたいてい、流星観望で夜更かしをしたまま盆の挨拶に行っているから、今年も寝不足でふらふらしていそうだ。

詩集という慣れないものが手元にある。Twitterで存じたayumu aizawaさんの『melancholia storytelling』。詩と、トレーシングペーパーに印刷され青みを帯びた写真が、一つの本になっている。気になった呟きなどあって取り寄せたのだけれど、こんなに繊細な本はたぶん初めて触るんじゃないだろうか……。

あまり疲労を感じていないのは後になって響いてくるからに違いない。少し前、今夏も夏ばてしてるかもみたいに書いたわりには、思ったよりも陽差しの下にいる。

この一年ほどで利己的というか、独りよがりな考え方が芽吹いてる。話題になったnoteの『いつか怪物になるわたしへ』で言われていたその「怪物」になりつつあるのかもな。

2019年8月7日(水)

枕元に点ける常夜灯代わりの照明が欲しくて、ホームセンターやウェブを漁ったりしていた。クリアタイプの白熱電球で1Wの明るさがいいのだけれど、たいていはLEDかナツメ球が候補になるみたいだ。電球色で暗めのものを探してるのだよね。しばらくして、配電盤向けのパネル球やパイロット球というのを見つけた。こういうのなら使えそう。ただ、口金の口径がE10とかE12(10mm/12mm)になるため、一般的なE26に差し込むソケットアダプターが要る。こういうちまちましたことをやっているときの僕は生き生きしてるな……。なにを使えばいいのか目途が付いたし、明日あたり電器店を回ろう。

Amazonで以前見つけた「エジソンバルブ」という電球シリーズは面白くてうちでも使ってる。簡単に言うと、フィラメント観賞用のでかい電球、だろうか。うちの白熱電球タイプのは、文旦くらいの大きさの球の中に、点けるとちょっと暗く赤みを帯びたフィラメントがくるくると折りたたまれて入っている。回し者ぽいけどリンク。Amazon.co.jp: エジソンバルブ 実用性よりも放つ雰囲気がよいのだよね。

夜闇の環境にいるのは好きなほうで、家電のLEDを塞いだり照明を電球色で統一したり、薄暗がりをひとりで楽しんでる。ほんと暗いな。なんとなく目が覚めているとき、屋内の暗がりを月や星の明かりが照らしだしている様子に心が落ち着く。今年の初めにフリマで見つけてきたランプは役に立っているというか、揺らぐ火の明かりがとても気に入り、ときどき火を入れてる。形状も大きさも一般にイメージするようなやつ。これを見てると、ムーミンで頻繁に登場するランプやカンテラを思い出すんだよね。ああ、こんな感じの光の中にいるのかなー、と見ながら思う。

そういえば、ポケモンGOにてEXレイド戦の招待状を受け取った。なんだろこれ。ほかにどれくらいの参加者が来てくれるのだろうか。

浅間山が噴火したという速報がラジオとTwitterで同時に入ってきた。噴火警戒レベルは3と言ってる。

2019年8月8日(木)

めちゃくちゃ眠い。夕暮れに、八溝山地に降った雨から虹の片足が立っているのを見た。この時間の空の縁は夏らしく赤みを帯びていて、しかも雲の様子はどこか細かく千切れていたり、夏の佳境を反映した気象だった。いつぞやにどこだかの老人が喋っていた「盆になればもう風が違うよ」を思い出す。

2019年8月9日(金)

活きのいい入道雲を見かけた。

パイロット球はボルト数が違うのかー。考えなしに30V1Wのを繋げたら、かなり明るくなってしまった。これでは負荷が高くてすぐ切れてしまいそう。仕方なく100V1Wのナツメ球を試してみると、わりといい感じのぼんやりした赤色光が点った。しばらくこれでいってみる。

桃のアールグレイマリネおいしい。品のよい香りが口の中でふわーと広がる。

「この○○の季節はもう過ぎてしまったから、また当分しまうよ」ていう気持ちはさみしい……。梅雨のころによく聞く音楽が旬を過ぎた。ただの自分縛りだから、聞きたければいつ再生したって構わないのだけれど、盛りが遠ざかっていくこと自体に別れのようなさみしさを覚える。それはこれから訪れる彼岸や秋に対してもそうで、こちらにはさみしさと共に迎えることへの心地よさもあるのかなー。

2019年8月10日(土)

墓掃除など。眠たい。

2019年8月11日(日)

祖父宅の床下に再び殺虫剤を散布したり、うちの芝刈りをしたり。朝から食べなかったことが影響したのか、夕頃に身体の力が入らなくなっていた。ところてんと煎餅を貪る。疲れてるのかなー……という思いを抱いたら確かにそんな気がする。祖父からは屋根の樋も掃除してくれないかと打診されていて、返事を保留にして帰ってきたのだけれど、たぶん台風との兼ね合いなど見て引き受けるはず。

日が当たらない庭の一角に、スギゴケがこんもりと生えて美しい場所がある。きょう、そこにしゃがんで柔らかい苔に触れたり、繕うようにして苔をかき分けたりしていると、うちにいた猫を撫でているような気分がしてきた。僕は癒しを求めているのだろうか。釣りとか温泉とか、心の凝りをほぐす楽しみは身近にあるじゃないか。釣りはやれば楽しいのだよなー。冷蔵庫に仕舞った餌用イクラの川での効用が知りたい。それから、近く海に行くかも。

2019年8月12日(月)

Netflixで『この世界の片隅に』を視聴していて、じんわりと泣いた。

現時点で空には半分ほどの雲が出ており、今年のペルセウス座流星群を見るなら、GPVで空の雲が切れている今夜から明日未明までが狙い目。以降は台風接近により分厚い雲が出てくる。

2019年8月13日(火)

眠たい。疲れた。

2019年8月14日(水)

一匹のウマオイのすいーっちょん、という声が闇を満たしていた。

祖母と叔父の二重の初盆に兄弟で顔を出した。人が集まるから雑多な情報が飛び交うことは当然として、親戚の誰それが国境なき医師団に関わってるとか聞いて内心びびる。ひとりで勝手に思うことだけれど、面目ない気持ちはあるよ。

ソーラーパネル付きの夜間照明を二本ばかり、夜に人が通るようなうちの玄関前に突き刺しておいた。ホームセンターに積まれている量販タイプのもので、日の光さえ十分なら、自動で蓄電したり点ったりしてくれる。いま見ると、月明かりに紛れそうなLEDの光がぽつねんぽつねんと、歩道の縁の在処を照らしていた。目的を持っている自律した明かりというのは頼もしいものだなー。そういえば僕は灯台も好きだった。

明日から明後日にかけて台風が通り過ぎていくとか。悲しみのかたちをしていない悲しみがある、ということをいま考えていたら、それってScoobie Doのensembleじゃんと気付いて、微かに微笑む余地があった。

2019年8月15日(木)

暇に飽かせてyoutubeのリスト群をSpotifyへ手動で移植していた。音楽というのは、受け入れるゆとりがあるとき、すっと心に入ってくるものなのだなと思う。このアーティストは好きなはずなのに新譜がピンと来ない……ていうことはあって、今日のような機会に掘り出すと、やっぱりいいじゃんかーとなることがある。具体的にはPyramidの『PYRAMID4』がそうだった。

2019年8月16日(金)

昨晩に手をつけた今月号の「ちくま」が全体的に面白く、もうじき読み終えそう。鹿島茂さんによる吉本隆明さんの本の解説に、なぜか、最近ご無沙汰だった読む没入感があった。もっか毎月の読みどころは岸本佐知子さん/ブレイディみかこさん/梨木香歩さん。こうしたPR誌というものの存在を知った切っ掛けが岸本さん(のエッセイにイラストを寄せているクラフト・エヴィング商會)で、書かれている記事のほうも、独特な動くパスタみたいな感じをしていて楽しい。梨木さんは自然に対する感覚が優れているのかなー、ただいま『家守綺譚』が積ん読。ちくまのほかPR誌につながる糸を掴んだおかげで、ひとさまのまとまった思考に触れている側面はあるなあ、と思う。窓から新鮮な風が入ってくる感じだよね。筑摩書房 PR誌ちくま の年間の購読料は1000円。大きめの書店であればカウンターに積まれてあるかもとか。PR誌についてはこちらのタダの本・100円の本-Tojosの晴耕雨読 – BIGLOBE が詳しい。

病理医さんのブログとScoobie Doの新譜の両方にスナフキンの名前が出ていた。作者のトーベ・ヤンソンさんは周到な人物で、スナフキンがもっともな台詞ばかり言う人物ではない、という魅力を小説に用意しているんだよー。『ムーミン谷の仲間たち』の「春のしらべ」では自分のイメージに苦悩しているし、『ムーミン谷の十一月』では嫌いなものを前に発狂しているし。個性が立つあまり消費されやすくなっている事柄については、作品の内容にも触れられたら勝手に喜ぶかなーと薄ら思う。若干、愛が重い。

乳香はとてもいい香りがするなあ、甘いミルクのようで名前通り。このお盆で嗅いだ仏前の白檀よりも好みかも。

2019年8月17日(土)

海へ。母と回る寿司を食べて大洗の水族館を巡る。夏休み期間中であり、方々で人出に巻かれた。海辺の写真は撮り足りなかったのだけれど、それでもかなりな枚数が手元に残った。これをデジタル現像するのは楽しくも大変だな……。そういえば今朝、祖父が電話にて、すいかが採れごろだから取りに来いと言っていた。この夏に試したすいかの新しい食べ方として、生姜汁をかけた味にはピンと来なかったのだけれど、レモン汁との調和は良い線を行ってる。品種改良が進んで十分甘いはずの作物に、依然として塩を振るのは古いような感じもありつつ、もともと野菜寄りの作物だからしょっぱさとは相性が良いと思う。あの白いわたの部分を浅漬けにすると、ほんのりした甘さとざくざくした食感がウリ科のそれで美味しい。

汐のにおいが鼻腔に残る。海に行くとこれが心地よくたまんねぃ。

2019年8月18日(日)

昼ごろ祖父宅へ向かってすいかを受け取り、友達にお裾分けをしながら帰宅。Lightroomを弄っていたら日が暮れた。Wordpressを使って画像を投稿するのはこれが初めて。もっと彩度やコントラストを強調しても良いのかもしれないなー。個人的に目で見るような発色が好きで、たいていのスマホではディスプレイの色彩が強調されることもあり、トーンの低めな写真を好んで弄ってる。夕暮れの光をもっと再現していけたらよいなあ。

2019年8月19日(月)

明日から天気が崩れる予報。秋雨前線が来たとか。

2019年8月20日(火)

シュウカイドウが欲しい。

2019年8月21日(水)

夕方より大雨。そろそろ夏ばてが文章に表れてきたんじゃないだろうか。今年も『楽しいムーミン一家』がラストの第七章を残していて、そこを読み終えるタイミングでなんとなく、秋に気持ちを切り替えだなーという感じがある。「八月の末」で始まる『ムーミンパパ海へ行く』と、それに繋がる『ムーミン谷の十一月』は、たいてい今くらいの時期から読み始めるのだよね。ああ、季節が移ろっていく。

2019年8月22日(木)

だらーっと力が抜けてしまう。夏のいずこかでバテているのは毎年のこと。今年は春先から梅雨明け、そしてお盆までそこそこ活動していたし、体力は保ったほうだった。なんかぴりっと来るコンテンツを摂取したい気持ち。

いままでなんとなく混同していたのだけれど、木星のエウロパ・クリッパー(2023年~打ち上げ予定/NASA)と土星のタイタン探査機ドラゴンフライ(2026年~打ち上げ予定/NASA)は別物だな……。2020~2030年代に各国で連携する計画として、木星衛星圏と土星衛星圏それぞれを調査しようというものがあって、上記のエウロパ・クリッパーとドラゴンフライもそういう枠組みの一つ、ということみたいだ。Clipperは19世紀にアメリカとヨーロッパを接続していた高速大型帆船の様式で、優雅さと速さで有名だとか。ドラゴンフライの中身はRTGを搭載したドローン。どちらもエウロパやタイタンに、生命に必要な条件がどの程度揃っているのか、を調べる。

枕元の本棚に少し手を入れたら、紀行とSFが多めだった。

先日の海で撮ったものの、特にアップロード先がなかった写真を。

2019年8月23日(金)

ふだん利用している薬局の商品棚に、椎名誠が本の中で褒めていたここ地元の「とうがらしようかん」が並べられていた。いまになり検索してみると、彼の言うようかんは木村屋の一口ようかんで、僕が見かけたのは別の製造元のものみたいだ。

自分の小さな違和感にはきちんと感応していくべきだなー。眠たい。

2019年8月24日(土)

今年の夏は、らいさま(夕立)との遭遇が少なかったのではないだろうか。落雷による停電もなかったような。

ポラロイドオリジナルズからフィルムの販促が来て、サイトでの価格を確認しているのだけれど、めちゃくちゃ高いなあ。600高感度フィルム(10枚入り)のころでも一枚あたり缶コーヒーが買えてお釣りが来たくらいで、いまの相場はその倍になってる。

2019年8月25日(日)

祖父から明日の用事が入った。従弟はこの秋くらいから祖父の近くに逗留すると聞いているから、そのころには僕の出番もなくなっているのではないだろうか。早く眠ってしまおう。

2019年8月26日(月)

原付で走っていて後輪がパンクし、馴染みのバイク屋さんに修理してもらった。「オイルも交換しないとエンジンが焼き付いちゃうよ、年末にまた来ること」という。祖父から渡されていた野菜をお裾分けした。修理費高い。

2019年8月27日(火)

歯の詰め物が取れそう……。歯科の定期検診を明日の午前に前倒ししてもらった。その時間帯には雨が降るみたいだ。

九月号の「ちくま」のブレイディみかこさんのエッセイで、「ちゃんと三十数年間いっしょに暮らしてきた男女」のキスを見て「なぜか妙に胸苦しい気分になった」「見ちゃいけないものを見たような気がした」と書かれているくだりが印象に残った。

2019年8月28日(水)

今年の鳥人間コンテストにて、BIRDMAN HOUSE 伊賀というチームが60kmを飛翔し、新記録を出していた。すごいなあ。水面よりもずっと高いところを安定して飛ぶ機体の美しさや、パイロットの言葉の親しみ深さに、よく頑張ったねえという気持ちが浮かぶ。そういえば僕、夏になると二宮康明氏のペーパーグライダーを飛ばしていたものだけれど、今年は作ってすらいなかった。

歯の詰め物を直してもらいに歯科へ。先生から「歯が綺麗になったね~。たばこ止めて二年でしたっけ?」と聞かれる。スタート地点がヤニで黒かったから採点甘めではあるのだけれど、それなりに元に戻るものだね。この先生は褒めが上手で、僕の親知らずを三本ともほぼ出血や痛み無しで抜歯してくれた、腕の良いひとだ。

先日のバイク屋さんにて、カブに取り付ける釣り竿入れについて助言をもらった。泥よけの内側に塩ビ管を取り付けるか、キットがあるからそれを買うか、というもの。

夏が終わっていく。夜道を行けば虫の音がいろいろに聞こえてくるし、夜気もそこそこ過ごしやすくて、散歩するのにいい気候が少しずつ戻ってきた。なんだろな、七月上旬くらいの意識が麻痺するように眩しい直上からの陽差し、というのが懐かしい。これから日の暮れるのが早くなってきたら、夏の夕空の赤っぽさに代わって、空の縁に眠たい緑と水色が現れる。これはこれでチョコのように甘く苦くて、綺麗な風景だよ。

2019年8月29日(木)

夜の大気が涼しい。

2019年8月30日(金)

雨に降られたり。日中もそれなりに涼しい。

2019年8月31日(土)

八月尽。夏休みの宿題をたいして達成しない子供だったから、小中学校での八月の末は、残っている課題の追い込みなんかで憂鬱にしていた、ような記憶がうっすらとある。どうやって乗り越えたかというと、好きでない科目の課題は提出せずに通していた。小学生のころから一転して中学で僕は教師受けの悪い生徒であったし、当時のなにもかも嫌いだったものの、まあ卒業してしまえばねえ。

祖父がびわ酒のびわを食べてみたいと言っていた。九月で漬けて二ヶ月になるから、そのうち持っていこう。でも、漬けたびわが美味しいかどうかは、あやしい。

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