イナカの灯台

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2018年9月

2018年9月4日(火)

台風が通過中。家屋の屋根が飛んだとか、広域で停電だとか、ラジオから様々に気象情報が入ってくる。

灯台設置150周年記念の灯台切手とムーミンのシール切手を購入。『ムーミンパパ海へ行く』だねえ。誰かに送りたい。

2018年9月5日(水)

日暮れの散歩を再開した。情けないことに、盛夏のあいだは熱気に負けて散歩をサボっていたのだよね。やっぱり一時間ほど歩くと体調が良くなる気がする。そして、情感の働く余地が増えるように思う。後者目当てでこの運動を続けることにした。

ワーナーミュージックのFUSION BEST COLLECTION 1000の面々をSpothifyに見つけた。層が厚いからしばらくはSpotify漁りでやっていけそうだ。

それから、祖母の容態が変わったという話を聞いた。ここ一ヶ月くらいで状況が転がるかのように悪化してる。会えるときに会っておこう。

2018年9月6日(木)

明け方から北海道にて最大震度7の地震があった。大規模な停電が継続して起きているらしく、余震を含めて僕は様子見してる。

八月十九日に訪問しそこねた、八方ヶ原や八方湖・大間々台展望台を、原付でてろてろと見て回る。白樺の目立つ林道脇に見えたのはシロオニタケの一群だったろうか。八方湖湖畔は、訪れるたびに世界の果てを感じる場所だ。効果音を付けるとすれば銭湯で響くあの「かこん」かも知れない。クマ出没につき注意といった看板に恐々としながら、果ての空気をたんまりと吸い込んだ。

その後、山の駅たかはらを覗いてから大間々台の展望台へ向かった。おそらく周辺域の登山目当てで来たのだろう、まばらな来訪者のひとりが展望台下のベンチでカップラーメンをすすっており、そりゃあ美味いだろなあと内心独りごちた。

そして帰着。りんご団地はまだりんごの販売営業をしていないようだった。窓の外からはアオマツムシのりーりーいう声が大きな層を作って聞こえる。堅くて歯ごたえのある紅玉を食べる機会があればよいなあ。

2018年9月8日(土)

二日酔い。髪を切った。

2018年9月9日(日)

祖母のことで、いずれは喪服のことを考える必要がありそう。

2018年9月11日(火)

気分の悪さを解消しようと、歩いたり走ったり。夜風がとても涼しい。明朝には最低気温14度の予想が出てる。

2018年9月12日(水)

半数ほどの田で稲の刈り取りが済んだみたいだ。日没後の農道を走りつつ、収穫月の藁の匂いを胸一杯に吸い込んだ。

ここしばらく過ごしやすい気温が続いており、ココアのぬくさが身体の奥へ伝わっていく。コンビニにおでんが並ぶのや、スーパーにハロウィンのかぼちゃが展示されているのなどを見て、気が早いなーと思う。

2018年9月13日(木)

祖父母宅を訪問。お盆にはこたつの前にいた祖母は現在、介護ベッド上で寝たきり状態になっており、言葉を喋るにも喘ぐ様子だった。僕はにこにこしているのがよいのだろうけれど、正直なところどんな顔をして祖母と対面したものか、かなりな戸惑いがあった。この戸惑いに慣れることは無さそうだ。いま申請している祖母の介護認定がそれなりであれば、ヘルパーさんを呼べたりデイケアを利用できたり、周囲の負担が軽くなるとのこと。

僕の場合、身近な人が去っていくのは、二十年前の父のとき以来になるんだろうな……。いや、この七月には猫のことがあったか。あのときは腫瘍の摘出自体は上手く行き、その説明を受けつつ安堵から僕は幾年分も泣いた。

それはともかくして、敬老の日が近いから祖父の好物な鮎など持っていったのだった。

関係のない話で、夜の街明りに紛れて散歩やジョギングがしたい。不審者と思われるのは不本意だし、懐中電灯のほかに反射素材の何らかも揃える必要がありそう。

BEASTARSの9,10巻を一気に読んだ。青少年の王道らしい展開を踏んでいながらも着地点が全く読めなくて、わくわくするなあ。それにキャラクターたちが描かれながら成長していて熱い。

ディエンビエンフーtrue endの3巻が刊行されたとのこと。途中で黒歴史化が行われたり掲載誌を放浪したりで、物語冒頭のあの爆破シーンへ辿り着くまで、とてもひどい難産(サバイバル)だったと思う。やっと終わった物語なればいずれ粥のように読みたい。

2018年9月14日(金)

オイル漏れしていたスクーターはとうとう、燃料ポンプという部分が壊れたようでエンジンが掛からず乗れなくなり、止まったその日のうちに廃車となった。ここへ来てから八年間お疲れさま。それから祖母が熱を出したらしくて、落ち着かない。

2018年9月15日(土)

午後八時ごろ祖母が亡くなった連絡を受け、病院にて親戚の顔合わせのようなものをしてきた。祖母は最期に苦しまなかったようだと聞いたし、一昨日に会ってなんとなく察してはいたから、今のところ衝撃的な悲しさといったものはない感じ。一親等の人たちが今夜から各種手続きや葬儀で大変そうだ。明日、喪服を買いに行く。

十年くらい前からCDで持っていた中村中の「風の街を捨てて」を最近よく聴く。このシングルのもう一曲「汚れた下着」が思い出深かったある時期も少し、思い出すなあ。

2018年9月16日(日)

寺の空き具合等を考慮したらしく、十九日大安の日に通夜、翌日葬儀と日取りが決まった。今日は祖母の部屋の片付けを手伝い、服の買い出しは明日若しくは明後日に。

生きてる実感ていうのは、僕に限っていえば日々の記憶の連続性なのでは、と雑な思考が浮かぶ。この雑記もそれに荷担しているわけであるよ。

2018年9月17日(月)

礼服を買う。家族葬に関する通夜と葬儀の予定表をコピーしてもらった。兄弟・従弟と共に葬儀の受付をしたり立ち続けられない祖父の相手をしたり、何やかやの役割が勝手に舞い込んできており、げんなり。とはいえ後者には、祖父に最も懐いている孫が僕である、という判断があったのかも知れない。今日と明日のあいだに体力を温存しておく。

2018年9月18日(火)

日が落ちた野辺のかぐわしいこと。金木犀/焚火/稲の藁。夕空も虫の音も美しい。

ジョギングの歩幅を伸ばしてより跳ねるように走ると、身体にリズムが生まれるようだ。今はすぐに息切れするから、一度に走れる距離は徐々に伸ばしていこう。

葬儀の受付は祖母の近所の人たちが担当することになったとか聞いた。

2018年9月19日(水)

祖母の通夜お終い。ああ、親戚ばかりで気を遣うなー。でも悲しい湿っぽい葬儀というのではなかったように思う。明日は尺がより長いし、人ももう少し来るようだから、貯めごろごろしとこ。

2018年9月20日(木)

葬儀全部お終い。別に悲しくないのは現在見ている心理の変化の通りなのだろうか。祖母との告別式にて、わりと明確に「旅の途上の無事」を祈る。

あ゙ー明日は日がな雨らしく(いま降ってる)、気温や湿度や、金木犀香り彼岸花咲くような季節の移ろいが、とてもよろしい。だらけるに限る。

2018年9月23日(日)

お彼岸につき墓参りをした。

秋のふざけた害虫が陽の当たる窓辺に張り付いているのを見つけ、用意していた忌避剤をサッシの凹凸面や網戸へ、念入りに塗布する作業に取りかかった。そのスプレー缶の中身はすぐになくなってしまい、Amazonで再度注文。ついでに明日か明後日、窓磨きもする予定でいる。

ひとりになった祖父は居室の様子を「静かになった」と表現していた。

2018年9月25日(火)

日中は雨降り。唐突に煮こごりを作る。

2018年9月26日(水)

叔父と祖父とで回る寿司へ。

2018年9月28日(金)

明け方にたいそう冷え込んだ。去年もちょうど今ごろに奥日光で初霜初氷があったし、九月末というのは急速に冷えを感じる季節の曲がり角なのかも知れない。いつでも石油ストーブを出せるよう場所をつくっておいた。

2018年9月29日(土)

ものすごくやる気がないまま過ぎ去りし日。

2018年9月30日(日)

今夜には台風が通過していくとか。

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