イナカの灯台

RSS

2015年3月

2015年3月7日(土) – Twitterの会話で思い出して

二つ下の雑記でその一年に購入したCDを並べていたの、そいうえば去年はまだだったなと。2014-2015、購入した順に上から。例によってリンク先はAmazonへ。

Febian Reza Pane – Piano De Bossa
ボサノバを聴きたくてふらふらしていて、ピアノの文字に引かれて。落ち着いた場所、時間でまったり寛げるので気に入っている。
rei harakami – わすれもの
わりといろいろなラジオのBGMに使われているアルバム。レイ・ハラカミさんは四十歳と若くして亡くなったとのことだが、このアルバムは遺作……なのかな。
Avani – The Real Thing
たまには毛色の違うの聴きたいってことで適当に手に取ってみたもの。印象はちと薄いかも。
rei harakami Feat. 原田郁子 – 暗やみの色 Limited Edition
辻井伸行 – はやぶさ 遥かなる帰還 オリジナル・サウンドトラックを聴いているうち似たようなのないかなあと思ったのが発端。このCDはどこだかのプラネタリウムの、暗いドームを静かに漂うようなBGMを、とかいう依頼で製作したそう。三十分ほどのCDに中古で四千円近い値がついているが、聴く価値あり。ディスクがごく薄い金色に透けていて素敵。気付けばうとうと微睡んでいるような暗やみの色。
rei harakami – Red Curb
レイ・ハラカミさんの製作環境は88Proらしいが、プロの職人技が紡ぐ旋律、詳しくもない僕でも凄まじいなあと思う。このひと、他人から勝手に人間国宝とか呼ばれてたそうな。
rei harakami – [lust]
調子に乗って同じアーティストのを三四枚も買っちゃって、これはまだよく聴き込んでいない。のんびりとしていて遊びもあり、聴きやすいとは思う。
鳥山雄司 – Dear
鳥山雄司つながり。下の方で書いた「コンプリート 「世界遺産」 テーマ曲集」と被る曲があるのでそこだけ残念。穏やかで気にはならないかな。
Lucy Rose – Like I Used To
アニメのほうの「蟲師 続章」のオープニングが「Shiver」へと変わり、これもいいなあと購入。順に聴き込んでいくとほとんどがアタリだった。Lucy Roseの歌声はいいね。
Freedom Orchestra – Freedom Bossa III
定番の曲をお洒落にアレンジしたボサノバ。IIがわりあいよかったためこのIIIもと。ただIはプレミアついていて手に入れられそうにない。
Best Jazz Piano Standards 100
真っ赤なジャケットボックスが目を引く、六枚組のジャズ名演奏の集大成。昨年、那須野ヶ原公園の管理棟で静やかに流れていた音楽が気になり、「いま流れているのはなんて曲でしょうか」と事務のおっちゃんに訊ねると「いいですよね」と気さくに教えて下さったのが手に入れたきっかけ。ジャズなんてむつかしそうと敬遠していたものの、聞き流す程度でも心地いい。六枚組百曲入りだが、そのわりにお値段は抑えられておりしっとり流しておけるのでよいお買い物。一枚ずつテーマが異なっていて、現在は四枚目のロマンティック・スタンダーズがなんとなく好み。
Mr. Hermano – Free As The Morning Sun EP
東日本大震災のときCD棚から真っ先に飛び出した紙ジャケだったようで、あとから倒れてきた棚の下敷きになり割れた。のを、今さらになって買い直し。
WEEKENDERS – BEAUTIFUL DREAMER
「FreeTEMPO好きなら間違いない」のコピーに惹かれて購入。陶酔感がもう少し深ければと惜しい。たまに聴くといい感じ。
THE NEVER ENDING STORY
映画「ネバー・エンディング・ストーリー」のサントラ。岩波の分厚いのも映画も観たことがあるので入り込むにはなかなか。下で書いたリマールの歌もこれで入手。
SHIKI – ENDLESS DREAMER (別のサイトへジャンプします)
人生で二番目に手に入れた同人音楽。ちなみに初めてはÅ(Eiya)さんのscena。十年以上前の紅白Flashで「雪のしぃずく」と共に気に入り、その後MP3をダウンロードしてときどき聴いてきたのだが、MIDIフォルダーからEndless dream.midが出てきてはまる結果に。VirtualMIDISynthにサウンドフォント入れて聴くだけでは飽きたらず、作者のサイト探し当てて同人販売されていたボーカル入り本CDを入手。
style-3! – 家康
ラジオを聴いていたら出演者のリクエストで花雷が掛かって、聴いているうちにバイオリンの激しくも伸びやかな声にすっかり魅了され、youtubeの動画で何度も聴いて購入。よく行われている路上コンサートの迫力は生で聴く価値ありとのことで、一度聴いてみたい。が、距離的に無理。
style-3! – きらきらDAYS
「家康」に続いて大粒のがごろごろはいっているので、まだ賞味中。やはり弦楽器はよいと思う。
和泉宏隆ピアノトリオ – しなやかな風
和泉宏隆さんがPyramidのメンバーだというつながりで購入。タイトルの曲は東日本大震災への鎮魂歌だとか。僕が最近気になっているラフマニノフ、のアレンジ(M-08)は言われないと気付けなかった。しかしながら愛おしいピアノの音色。
FreeTEMO – Sky High
ここからの五枚はビニールのレコード。Sky Highは「The World Is Echoed」でFreeTEMPOに惚れ込んだきっかけの曲で、レコードもあるのかなあと思って検索したら、中古レコード屋にほんとにあった。五枚のうちではこれ一つだけA面が45rpmになっている。
Mr. Hermano – JUGANDO CON FUEGO
(大人の)火遊びって意味だそうだけど、音楽に興味を持ち始めたころに出会った曲だったので思い入れが強くて手に入れた。他にCD収録のPart1,Part2やradio editなんかも。歌姫IVE MENDESの声が気怠くエロい。
FreeTEMPO meets Scoobie Do – Namorada do Vento e.p.
Scoobie Doの、またしてもFreeTEMPO echod mix。暮れの近い夕景を思い起こさせる、落ち着いたお気に入りの一枚。もう一面のScoobie Doが歌う「風の恋人」はポップスというのか、木々がこがねに色づいた街並を想像するなあ。こういうのは嫌いじゃない。
Kyoto Jazz Massive – Nacer do sol
長らく探していたKJMのNacer do solのOriginal Mixがここに入ってた。Discogsというレコード専門のオークションサイトで運良く一枚だけ見つけたのだけど、落札額18+国際便18=36ユーロ……。
imaginary Inquiry bayaka – amanece 2003 ode music production remix
もとはといえば、この一枚の存在を知ったがために安いターンテーブルとスピーカー揃えた、それほどに思い入れのある音楽。未明から白々と染まる空にお茶や珈琲を淹れながら針を落とし、それらとたばこで夜明けのひとときを過ごすのが最良の一日のはじめかた。Amaneceは確かスペイン語で夜が明けるとか日の出とかそんな意味。CDも持っているけれど、気分なんてそんなものです。ジャケットにはimaginary inguiryとあって、gはqの誤植だと思うのだけれど(CDには想像の探求ともあるし)、そんなことも気にならないくらいこの曲には入れ込んでる。

 
*****

レコードまで入れると去年とまったく同じ数買っているなあ。一月に二枚のペース。Best Jazz Piano Standards 100は六枚組で一つだけれど。

先日、Piano De Bossaや浜渦正志さんのPiano Piecesとか、そんなのを見繕ってWinampでねとらじに流していたら結構な数の方々が聴いて下さっていた。僕自身は眠れぬ晩や起き掛けの未明に気まぐれで流す名無しに近い弱小なのにと、びっくりした記憶がある。やってることは垂れ流しなのでグレーではあるけれど、なんだったんだろう。

今日は週末の楽しみ、NHK-FMでジャズ・トゥナイト。録音聴取に入れてしばらく聴いていよう。

2015年3月8日(日)

無性に鮎が食べたくなり、小雨のなか商店へ向かって子持鮎一尾とアイソ(うぐい、いわゆる雑魚)の十ほど炙って束ねたのを持ち帰り、もそもそ食べていた。

なにかいろいろと書くことがあるような気もするが、いまはひたすら眠い。倒れ込むように眠っちまおう。

いま考えている折本は縦横2:5のトリミング画像を縦に四つ連ねて8:5、つまり折本一ページの白銀比に近付けるもの。黄金比に近い。16ページx4で64枚の弾数を揃えることになるから、撮ったもの漁ればなんとかなるか。いまいち微妙だ。

2015年3月10日(火) ゴールドフィルターを手に入れた

なんだか身体が怠い。計ってみると平熱。早めに眠ろう。

2015年3月11日(水) 工芸茶を淹れたい

ルピシアの発送、早くなってるなあ。二、三年前は十日ほどかかったのに今は注文から二日後に届く。サクラ・プレミアムなど取り寄せたので、明日か明後日の朝に淹れる。珈琲のゴールドフィルターもまだ使ってみていないしね。

風邪ぽいので、今日も大事を取って早めにしゅーみん。

2015年3月12日(木) 震災の記憶

どこにも吐き出せないからここに書く。今は無きSNSでひと言だけ呟いたけど。数年前、確か2012年、大阪で生活していた折の喫煙所で、歳のころ十八、九の専門学校生たちが「震災ボランティアって自分探しみたいでムカつくんだよね」という趣旨のことを話していた。たばこを潰し黙って立ち去ったあのときの思いを、僕は未だに忘れない。

二十年も経ったり場所が異なれば、認識が違うだろうかという疑いは否定に苦労したし、率直な感情ではくそがきが、というところだ。

Twitterのフォロワーさんに仙台在住の方がいて、輸送インフラが回復したとき自分なりに物資を送ったりしたけれど、もっとうまいやり方があったはずという後悔がある。

輪番停電の合間を縫って西日本の知人に連絡したときは、ひどい報道が入っていくるばかりで連絡するのも憚られていた、と語られたりもした。

震災後の連休には茨城の沿岸を辿った。犬吠埼灯台に登ったり、貝の夥しく打ち上げられた海岸を散策したり、那珂湊の魚市場で喧噪に包まれながら買い物をしたり、かつて自転車旅行中に知り合った人物と再び会って話をしたりと、あのころは現実の出来事を自分なりにかみ砕いていた記憶がある。

宮城にはその後二度、キツネ村などを目当てに訪れている。仙台空港の周辺がまだ広々としていた頃合いで、そこで見上げメモ代わりに撮った写真には「ここまで津波が到達」「4.05M 東日本大震災 大津波到達水位 2011. 3. 11」とある。

今年、栃木ではようやく生しいたけの自粛出荷制限が解除され、品評会など開かれているという記事を読んだ。放射性物質の検出基準をクリアしたとのことだ。

震災のこと考えるの、疲れる。

YOMIURI ONLINEの本よみうり堂に吉田篤弘の「ソラシド」にまつわるあれこれの記事が来てた。冬の空気が立ち去る前に読み終えないと。

2015年3月13日(金) 猫の春

原付で街角を走っていて野良の仔猫を見かけた。仔猫というかちょっと大人びた感じで、サバトラのようなサビのような、なんとも言えない毛色をしていた。一瞬だったからよくわからない。

猫というと、うちにあるネコヤナギの切り枝が今まさにすべすべふさふさなのよなあ。小型のネコヤナギは地元の伏流河川の河原に自生していた気がする。あの銀色の毛玉みたいな外套、できたら撮りたい。

このdiary.txt、これを書いている時点で90KBほどあって、いちいち読み込むのが重くなってきた。100KBあたりで対策しなきゃと思っていたものの、思いつく案はぱっとしない。そもそもこんなサイズになるまで書いてるとは思わなかったぞ僕。このままやってみて500KBあたりでログファイルを別につくるか、なにかいい案を募集したいところ。

折本過去作の公開、明日中にやってしまわないとなー。ローソン系列のプリンタだと、全面印刷にはモジュールかなにかを組み込む必要があったはず。選択肢は多い方が良いに決まってるし、やらねば。

ここ数日になって、NHK第1やNHK-FMでイスラム国のことをアイエス・イスラミックステートと呼ぶようになった。報道メディアのしがらみなどあったのだろうけれど、もっと早く周知されていればと思うと、なんだかなー。

2015年3月21日(土) 眠たい

  • 鮎の塩焼き食べてます
  • 朝に墓の掃除をやって些か疲れた
  • 今までに撮った写真を繋げるだけの折本思案中

折本に使ってきた画像のサイズが馬鹿でかくて、フォント入りのPDFをプリントサービスに弾かれちゃった。PDF軽量化ソフトは使えるだけ使って小さくしているのだけれどなあ。

PSDファイルからA3の300dpiに抽出したのをAcrobatで軽くして、フリーのPDF圧縮ソフト駆使すればセブン仕様の2MB未満に抑えられるだろうか。旅灯亭のお話のはじまり、あのPDFは1900mm x 2715mmあって、よく考えたらすげえ話。ちなみに普通のA3紙は297x420mm(300dpiで3508x4961px)PSDファイルの縮小から始めないと。

なんか近ごろわたたしてる。

2015年3月27日(金) ライターの片割れを修理に出した

散髪の足で鮎を扱う商店へ行くと、顔を覚えて頂いたようで、いつもすみませんねと声を掛けられた。道中、祖父宅に立ち寄り土手の野蒜を掘った。これ書き終えたら囓って食べる。

近ごろよく名前を聞くラフマニノフの曲を聴いてみたくなり、友人のおすすめの2番が入っているラフマニノフ:ピアノ協奏曲第1~4番のCDを入手した。ラジアンが始まるまでリッピングしておいて朝に聴こう。

2015年3月31日(火) 上京した友人が帰ってくるそうな

地元情報で、とある文具店が今日まで閉店セールだというので立ち寄った。計算尺二つとレターセット、ボールペンなどを購入。70%OFF。HEMMIの革ケース付きポケット計算尺には始め外箱が付いていなくて、店主らしいご婦人が五百円でいいですよと、会計の際についでのように外箱を見繕って下さった。

お店の片隅でワープロ用5インチ2DDフロッピーの箱が埃を被っているのを見つけ、インターネットのオークションに出すといい値が付きます、などとつまらないことを話した。あとで5インチ2DDの流通を軽く検索したところ、値が付くとかではなくて現在は入手そのものがほぼ不可能な代物になっていた。ご婦人の娘さんと「ワープロ使い未だいるからヤフオクで売れますよねー」と話したのだけれど、本当に、巡り巡っているといいなあ。

数年前にSNSで「使うあてのないものが欲しい、計算尺がいま欲しい」と呟いた記憶がある。日本沈没だったか、軽やかに計算尺を取り出してあっという間に複雑な計算をこなす描写がある。あれにときめいたものだった。最近だと風立ちぬの主人公が飛行機の図面を引くシーンでぐいぐい使っていたな。

ちなみにこの携帯用レザーケース入り計算尺は竹と金属でできていて、目盛りを読むための拡大鏡が付いている。手持ちのレンザティックコンパスや手巻き式懐中時計と組み合わせれば面白いことが出来ると思う。

アフリカの風改め新しく始まったNHK-FM「MISIA 星空のラジオ」を聴きながらこのへんで眠る。

過去の雑記

2010

2011

2012

2013

  • 2013/01
  • 2013/02
  • 2013/03
  • 2013/04
  • 2013/05
  • 2013/06
  • 2013/07
  • 2013/08
  • 2013/09
  • 2013/10
  • 2013/11
  • 2013/12

2014

2015

2016

2017

2018

2019

2020


  • Since 2010/06/27
  • Copyright © 2010-2020 ヱニス All rights reserved.