2020年11月19日(木)

予約を入れた歯科へ。ぐらついている歯があり、ブリッジやインプラントについて聞いた。たばこには苦痛を和らげてもらい、心地よい孤独を保つなかでずいぶんと助けられたものだけれど、ああいう形態の快楽なので代償はそれなりについて回るか……。三年前の秋に始めた禁煙を前向きに捉えれば、あれはいまの疫病禍に対応できるまあまあのリミットだったように思う。結果的に間に合った、だけれど。かつては流感にかかるとたばこでやられた呼吸器がぜえぜえ言ったもの。なんらかのダメージが残っているにしても表面上の機能は回復し、いまは気にせず息ができる。自覚できる運のよさは有り難がろう。普段あまり立ち寄らない産直で花梨を見かけ、ひとつ80円のでかいのを見繕った。むかし住んでいた家の入り口にこの木が生えており、秋になると重くて堅い実がぼてぼて落ちた。輪切りにしたのを親たちが果実酒に漬けていたような記憶がある。実はそこにあるだけでよい香りがする。懐かしくて机に一つ置こうと思ったのだった。包丁の刃が通らないような堅さを持つ実だから、果実酒やジャムのほか気の利いた活用先は、僕は知らない。市販ののど飴があったか。同居しているシャコバ二鉢がきょう咲いた。マゼンタの’トーアリッテ’と朱色の’マリー’。むかし世の中で栽培が流行った植物なので、僕にとっては小さいころの懐かしさを感じる冬の花だ。ひとんちの土間や玄関で見かけた記憶が手伝うのか、生活感も漂う。しばらくは眺めるたび自己満足していると思う。祖父宅の敷地に生えている柚子を母がもいできた。並のものよりも一回りでかい実のなる木があるらしく、そういう品種があれば祖父なら植えるかもと思った。彼の庭先に、先の冬に掘り出されなかった山芋がことし生長しているのは、地上にのたくる蔓で確認してる。もはや僕以外に掘り出す者はいないだろうし、もしもたくさん収穫できたらお裾分けできるかもねという見栄があるから、地上部がすっかり枯れるころに出かけていって掘り出すつもり。それと、流星群は放射点が地平線上にあるときに流れることを、姫路科学館・流星群を見よう で知った。

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