2019年3月8日(金)

ふきのとうと野蒜を食べる。

耳鼻咽喉科の待合室にて三時間半待つうち、暇つぶしに持っていった椎名誠の『世界どこでもずんがずんが旅』を読了してしまった。なんというか、花粉のハイシーズンだものな。

2019年3月6日(水)

おそらく冬ごもりから抜け出したのだろう、昨日見掛けた蝶は茶色でいくらか大きい個体だった。『楽しいムーミン一家』に、冬眠明けに黄色の蝶を見かけたらその年は素晴らしく、白なら穏やか、茶色だと悲しくてお話にならない、みたいなことが書いてあった。良いんじゃないの。

2019年3月5日(火)

午前中は祖父と、椎のほだ木に菌駒を打ち込む作業など。折を見てふきのとうを採ることに。身内が身内を嫌悪するさまってのは、その経緯や状況の正当性とは別腹に、聞かされる立場にいるのがしんどいなあと思う。「我慢を重ねているとあるとき限界が来て、相手に対するアレルギー的な嫌悪が根付いてしまう」ことを母と話す。わりと疲れた日。

2019年3月3日(日)

昼から降りしきる雨のおかげで薄い霞が掛かってる。

よく利用するスーパーが改装のための売り尽くしで全品半額だった。棚は既にがらがら。こうした口コミというかローカル情報は、LINEなんかで事前に流れているのだろうなあ。ひとりで居られる時間が削られてしまうから僕はLINEを利用しないけれど。

2019年3月1日(金)

椎名誠の古本を五六冊、どかどかとポチった。

やっと三月に到達。この冬を乗り越えるあいだ、時の経過にあまり期待をしていなかったように思う。泣いても笑っても活力を奪う寒さは変わらないということが、孤独でネガティブなほうに滲みだして、煮詰まってた。ここまで来てみれば例年のことではあるし、もっと周囲に働きかけて助けてもらえばいいのに、なんとなくはぐれてしまう。

うるい(擬宝珠の芽)を食べる。想像していた癖のほうは全く無く、これは生の食感と緑の美しさを尊ぶ早春の恵みなのだな、と勝手に納得した。正直にいうともう少しほろ苦さがあってもいいなーと思う。

2019年2月27日(水)

河童が覗いたシリーズとすずしろ日記は活字でなく全て手書きらしい。ほかにも手書きらしい本が更に『おかしな本棚』に載っているはず。

2019年2月26日(火)

以前ここに書き付けた水野一晴『地球が分かる地理学入門』を読み終わる前に、ブルーバックスの『新しい高校地学の教科書』へ手を出した。雑なもので、地理はイメージの補填で十分に満足してしまうし、高校に科目がなかった地学は今になり、こういうのが面白いんだと思えるようになってる。

時を忘れるような読書の没入感はこの先もう味わえないかもなあと、ときおり小さく諦めることがあるのだけれど、それならそれでと適応してる気もする。気分次第で好きなだけ並行して読むんだもの。ベッドに据え付けてある本棚が好奇心の集積地としての機能を果たしてくれており、寝しなの娯楽になってる。

それから、大気が確実に冬ではなくて、陽差しの高さや湿度など、移り変わる季節のそれだ。