2024年3月17日(日)

話を聞いてもらえたらという友だちからの打診を余力がなくてと断り心苦しく思っていたら、雑談の電話が別方面からかかってきて、10分くらいならと前置きしたものの1時間ほど経っていた。無理なとき無理と伝えることも信頼だと、分かったつもりだったんだけれどなあ。似たような状況で普通に境界線を引くということをしたら相手がもがき苦しんだ経験があり、今回の場合も気を遣った側面があるのだけれど、それでストレスを溜めては本末転倒だから引くものはきちんと引こう。それから、まだだいじょうぶではという思考が走ったときはすでに止まるべき赤信号だと捉えたほうがよいよ。思うところはいろいろあれど言葉は疲れるし、しんどい。きょうとあすはなるべく誰とも関わらず静かに過ごそう……。

2024年3月16日(土)

のんびり。とは書くものの、精神的な疲れがどっと出たようなだるさを感じる。やはりじぶんにとって人と過ごすことは水へ潜り貝や珊瑚を拾ってくる行為であって、いまやっとひとりの時間という酸素を、荒い息づかいで吸い込んでいるような。よくやすもうね。

2024年3月15日(金)

通所先で企業見学。訪れた先で説明を受けた感じ、つっけんどんな言い方ではあったけれど、装いの規定はなかったり時間や業務についてかなりすりあわせをしてくれたりと、スタッフさんが「理解のあるところ」として紹介してくださった理由も分かる気がした。じぶんはこういうの初回で内心気負う部分もあったけれど、見学でなにをするのかの大枠が掴めたから、なんらかのハードルはまた下がったのではと思う。帰ってきて報告を書き、気疲れしたから午後は読書に振った。その読書も集中が途切れ、途中からWordの勉強へ切り替えこれはこれで進捗があった。きのう「あまりがんばりすぎないでくださいね」と言っていただいたばかりなのに、気を抜くと頑張ってしまうね……。それで帰りは寄り道せずにうちへ戻り、のんびり過ごした。これから数日はだらだらするぞー。

2024年3月14日(木)

午前午後と別々の場所で面談。午前はいつもの通所先での、今期の支援計画の振り返りと次期へのすりあわせ。じぶんの感想としては、慣れてきていい感じなのでこのまま続けて余裕ができたらまたそれをほかへ回したい、といったところが軸だった。面談担当だったスケジュール管理のスタッフさんは、予定していた時間がずれ込んだことを幾度もお詫びして下さったけれど、どう見ても忙しいんだろうからお昼ごはんくらいは一息ついてとれていたらよいな。北海道へ行きたい件については「そういった話が聞けるとこちらも気持ちが広がるので」と肯定してくださった。そのあと手早く建物を出て、次の面談のあるNPOさんへ向かった。けっこう時間的に余裕ができたため、フリースペースでひとりおにぎりを食べたり、持ってきた茨木のり子『一本の茎の上に』(ちくま文庫)を読んだり。今月で退職される相談員さんとの最後の面談はおだやかにやりとりできたように思う(ちょっと目が潤んだりもしたけれど)。そことその方について湧いたイメージについて、漂着した暗黒大陸を横切って辿り着いた港町、そこでの喫茶店の主であったり港湾局の職員でしたとお伝えしたら、このことを忘れないと思います、と微笑んでくださった。いろいろイメージをお話しするうち、じぶんについて「創作されていらしたものもそうでしたけれど、海のひとだなあと思います」とおっしゃったそのキーワードが、逆に思いがけなかった。海。あとでお手紙をお渡ししたいのでといらっしゃる期限をざっくりうかがうなどし、面談を終えた。隣の喫茶店にはときどきカレーを食べにくるつもりだし、共通のお気に入りな本屋さんでもばったり顔を合わせるかも、と言ってくださったのがうれしかった。そのあとは近場の公園に立ちより、手紙に同封する写真として早咲きの寒桜などあればと散歩した。ないねえ……。花見へ向けた提灯の飾り付けなどをカメラで撮り、帰途。うちではなんとなく過ごすうちあっという間に時間が経ってしまった。あしたは通所先で職場見学の予定があり、それが終わればしばらく休息の日々になるから、もうすこしだ。ねよねよ。

2024年3月13日(水)

午前中のみの通所。自習中のWordの基礎はさくさく進んだ。じぶんのネイルをそれいいですねと言ってくださっていた方が、初めて黒のポリッシュを塗ってみましたと両手の指先を見せにきてくれて、その思い切りのよさとおしゃれさについ大量の褒め言葉が出た。こういうのってしてみると楽しいものだよねえ。そのつもりはなかったにしても、じぶんの振る舞いでなにかへのハードルを下げられたのなら、こちらとしてもうれしい。午後は山のほうにある園芸店を今期初めて見にいこうと考えていたのだけれど、平地にも雪が風に乗ってちらつくような晴れの日で、山そのものは白くけぶって姿がよく見えなかった。そちらへ行っても雪のなか寒い思いをするのが関の山と思い、買い物の用事をあちこち済ませて帰宅。とあるネップリで印刷させていただいた2024年太陽系カレンダーと3月の月カレンダーは、地球とそれらの位置関係を俯瞰できてとてもよいもの。あしたとあさって頑張ればしばらく休みだから、きょうはほどよいところでおふとんへ入ろう。

2024年3月12日(火)

しっかりした雨降りの日。身のまわりのことを済ませてのんびり過ごした。長湯してごはんたべてくつろぎながら思う、当座の苦痛や不安を感じず、あすの用意もできていることの落ち着いた気分のことを。ほとんどいつもネガティヴな感情(他責や呪詛)を追い払えずにいるなかで、相対的に気楽な時間、ということなのだけれど。長らくさまよったすえ幸運にも手にできたこの落ち着いた気分を、あるうちは大切に味わいたい。そしてここ何年も重油のように湧き続ける怒りはもしかしたら、停滞のなかで押し込められていたぶんの喜怒哀楽が引き出される予兆でもあるのかもしれない。というかそうした多彩な感情はもうそこそこ取り戻しているような気がする。人間関係についていえば不愉快な相手のことばかり思い浮かべてしまうけれど、実際にはいまよい関係性に多く恵まれており、状況を自分の意思に基づいて変えたり選べもする手応えを持てるという、感謝するような幸運のなかにいる。なるべくよい感じの循環をつくり、しんどさも押し込めずにそこへ放てるようにできたらよいな。そろそろ考えるのやめにして眠ろう。ここへなにかしら書きつけることは、一日のうちに思考や感情に生じた澱や灰汁を取り出す、禊ぎのような作用があると思ってる。

2024年3月11日(月)

よく晴れて風がおだやかな日。ホルモンについてざっくり知りたくなりAmazonの評価を頼りに取り寄せた新書が、なんというかあれだった。こういうことはなるべく書かないようにしているけれど、スピリチュアルと相性よさそうな……。内心の文句を抑えつつ読めると思われたところだけ拾い読みしていたら、かなりさっくりとめくり終えた。自分に選ぶ眼がなかったということで、これ以上は触れるまい。週末の疲れなどは感じずにのんびり。

2024年3月9日(土)

昼ごろにNPOさんへ向かった。そちらで腹ごしらえをして図書館へ移動し、映画上映フォーラムの設営へ。自分は専門家の方+主催担当となったスタッフさんとやりとりしつつ、開催と〆の発言をノートPCで文字に起こすお手伝いをした。上映された映画は「こどもかいぎ」。保育園の子供たちと保育士の方たちが車座で対話をするという内容。立場的には大人のつもりでも観ていて心に波紋の広がる場面の多いドキュメンタリーだった。文字起こしのほうは、まあ多少は作業できたことだし自分はいてよかったのだろう、というくらいの働きぶりだったと思う。そのあと会場を片付けみんなで集合写真を撮り解散。専門家の方とは、あとでそちらから連絡をいただけることになり、実際のお仕事のようす(ラインワークスやZoomなどを組み合わせたオンラインのやりとり)に参加させていただけることになった。バックグラウンドで援護して下さったリモートの方々、文字の修正がとても早かったねえ……。ここから数日は休息に充てよう。同居してる茉莉花の花が咲いた。