2018年11月27日(火)

紅はるかを使ったねっとりした干芋が、キャラメルのように甘くて美味しい。

微かに声の聞こえる虫はまだいるのだけれど、明け方の零下が続けばいつかいなくなるんだろうなあ。

2018年11月26日(月)

祖父と竹藪切りをしたのち縁側でトマトジュースを飲む。竹の地上部は全て払ったけれど、それでも数年は生えてくるそうな。気軽に筍をもらえる伝手はもうなくなるから、来春は筍を良く味わったほうが良さそうだ。祖父から、あとで干し柿や干芋をつくるから手伝いにおいで、ということを言われた。

求めているものが明らかであるときにものの違いが分かるもので、知覧のゆたかみどりの濃い二煎目がうんまい。そしてもっと美味しい緑茶が日本にはあるはず。

2018年11月23日(金)

刑務所の矯正展へ。その場で淹れてもらった珈琲を飲んだり、煮卵を買ったり。

明日辺り鉢の福寿草を地植えにしようと思う。ちらほら氷点下だし、シャコバはもう家に入れてやろう。

2018年11月22日(木)

那須の山の上のほうはとうとう雪化粧をした、と書いてあるブログがあった。夕暮れにそちらをちらっと見ると、山々をまっ白な灰かぐらが覆っていた。

2018年11月21日(水)

流感の予防接種を受けた。

二年ほど前から、気になった音楽や耳に残ったものをYoutubeの「小型アンテナ」というリストに追加していた。そのリストの中身が今しがた300曲を超えていて、その小さな記念。馴染みの音楽を聴くんならSpotifyのラジオに依存しても良いのでは、なんて少しは思うけれど、意外に自分の中での住み分けが出来ている。サムネイルがある動画というのはイメージを共有しているから頭に入りやすいのかもね。

夏の暑さに負けて溶かしたアーティチョークの蒔き直しは、二つの株が小さなロゼットになってそのまま、この冬を堪え忍ぼうかというところのようだ。アブラムシだかアザミウマを避けるためには、風通しを良くする必要があるらしい。

2018年11月19日(月)

ポケモンGoのタスクを進めたところ図鑑が多めに埋まった。SFで笹本祐一『星のパイロット』シリーズを幾つかと、レイ・ブラッドベリ『火星年代記』やフィリップ・K・ディック『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』といった古本をお取り寄せ。第9回APOLLOではCDとダウンロード楽曲をそれぞれ一つずつ掘り出した。眠い。

2018年11月18日(日)

夜更けから朝四時までかけてホーガンの『星を継ぐもの』を読了。読後の清涼感と動揺をない交ぜにした忘れられそうにないエンディングだった。設定がすごいというか、設定を解説するだけで作品になっているところも骨が太くてすごいなあ。巻末の広告に新井素子の名前を見つけていずれ読みたい作家に思う。以前ここに書き付けたティプトリーの『愛はさだめ、さだめは死』が未読。

正午過ぎくらいにのろのろと起き出して今までうだうだ。買ってきた小ぶりのみかんが甘さも酸味もたっぷりとあり、「このみかんはアタリだぜえ」(紅の豚)といった風情。

去年までは烏龍茶にハマっていたのだけれど、今年に入って以来、深蒸しの煎茶が自分の中で流行りだ。ほくほくした栗の香りにうま味を併せ持っているお茶が好き。うま味だけなら市販の茎茶をだらだらと急須で蒸すことで得られることが判明したり、一方で加齢のためか渋みを旨く感じられるようになってきており、いずれにしても自分には濃い目の味を好む傾向があるみたいだ。釜炒り茶ではぶどうの香りの香寿をまた手に入れて、味覚の精度が上がる雪の降るころ淹れるつもりでいる。

喪った猫にもう一度会いたいなあ。