2017年12月31日(日)

券売機をハシゴして来月十日が期限の18きっぷを手に入れたものの、行き先はまだ全くの白紙だ。繁忙期の白川郷では宿の確保がとうてい無理そうなため(夕刻観光課ぽいとこに電話したら富山や金沢ならとの返事)、それなら日本海側の雪を見るという趣旨はそのままに北上し、東北一周などはどうかとふわふわ思い始めている。

たばこを摂らなくなった年であったな。来年の目標はそれなりに用意してあって、ニコチン抜きでも趣味を楽しめる余裕や環境を作ることや、手帳を活用して手で書いたものを残すこと、そして健康。今日か昨日のNHKラジオ第1だったと思うが、「人はみな他所から見えへんもの背負って生きとる」という言葉を覚えている。前を向いて行けたらいいね。

2017年12月27日(水)

市街を暮れの気配が流れていく。気象情報では年末寒波を一定の速度で伝えており、朝から今まで細かく締まった雪が降るそばから溶け続けている。このぶんだと明朝には路上が凍結しているだろうな。

2017年12月25日(月)

いまになって年賀状の清書をしてる。須賀敦子全集第1巻/天文台日記/ヴェネツィア暮らし/田舎医者/ちくま1月号などがほぼ中古書で届く。前半の三冊はクラフト・エヴィング商會「おかしな本棚」から背中を拾ったもの。既においしい本を読んだつもりでいる。

2017年12月24日(日)

鶏肉を焼いてケーキなど食べる。ううむ、明後日からの六日間は時が軋むように加速するはず。季節感は年々薄れていくのになあ。

2017年12月20日(水)

たばこから遠ざかってちょうど三ヶ月が経過。今回利用はしていないけれど、禁煙治療のプログラムが確か三ヶ月だったと記憶しているので、やめるの成功したよ。手元に処分しそこねたハバノス数本とピーターソンのホリデーシーズン2016、それからサミュエルガーウィズのフルバージニアフレークがあり、好きな人が居ればと思う。

2017年12月17日(日)

那須の山々が防波堤のように雪煙を巻いてる。干し柿おいしい。Lisnの香木の香りはわりと好みなのだけれど、どうやら沈香/白檀ではない(仏閣に漂う香りだがお線香の方ではない)ので、あれは伽羅なのかなあ。

こっそりと書いておくと、18きっぷでのんびりしてもいいなあと思い始めてる。今のところは思うばかり。

2017年12月15日(金)

昨晩はふたご座流星群を撮ってみようと思い立ち、カメラと三脚にあり合わせの道具を持って、田んぼが広がる真っ暗な農道へと出掛けていった。

かねてより流星が流れている空を比較明合成してみたかったから、今まで持ち腐れにしていたK-50のインターバル撮影機能を初めて活用することにした。パターンや向きを変えながら、露出5~15秒の星景を3秒間隔で100枚前後、まずは必要な操作を確認しながら撮る準備を進めていく。

ここで言ってしまうと星撮りというのはどうやら、待ちに入ってしまうまでは、ものすごく忙しい。抜かりなく機材の準備をしつつ当日の天気をチェックして、GPVなどで現地の状況を確認したら出発/待機の判断があり、いざ到着したら暗がりで静かに、しかし確実にカメラを組み立てて設定していく。星撮りは天気に加えて時間との勝負のように感じるし、趣向を凝らした人間の目論見が自然相手にどこまで上手く通用するだろうかという、ピタゴラスイッチ式ギャンブルのにおいも薄ら漂う。

話を戻すと、暗い空の構図を決めるのに随分ちんたらとしながら、ライブビューでの星の合焦には一層もたついて、最終的にはなんとかカメラが空を撮れる状態へと持っていくことが出来た。で、カメラに連射してもらう。ろくに車の通らない農道だから、ひたすらシャッター音が続く他は静かではあるし、前日に引き続いてその夜も雲一つない晴天で、天を仰げば星はしょっちゅう流れる。寒さに足踏みしながらラジオ深夜便を小さく流し、夢中で空を見ていた。

そして、寒かったな。晴れていたから空気は放射冷却でぐいぐいと冷えた。レンズに夜露が降りたらまずいから、使い捨てカイロは幾つか持参していたけれど、準備に時間を食ったせいでカメラ全体がとっくに外気に慣れ、ビギナーズラックで結露を回避してしまった。使い捨てカイロそのものはレンズに巻いても一向に発熱しない。こういった製品は性質上、それなりに狭く暖かい空間でないと中身が化学反応を継続してくれないみたいだ。

日付が変わる頃はたと照明を付けると、原付から三脚から動かずにいたものが皆、まっ白な霜で覆われていた。畳みかけるように道具を片付けて、いそいそと引き上げ。

そうして今になり昨日の日記を書いてる。撮った写真群のうちカシオペヤ座を向いていたものに、旅客機の軌跡と流星二個の映り込んでいるフレームがあり、今回はこれが一番の賑やかな収穫になりそうだ。試みにSiriusCompという比較明合成のフリーソフトで121枚を何も考えず合成してみると、日周運動と移動体それぞれの軌跡が一つの画像に収まった。感動はありつつ、星の動きが微妙にぶれている……たぶんミラーショックが原因のぶれだ。三脚を立てる際に抜かりがあったらしい。ステライメージなどの高性能なソフトウェアなら自動で補正する機能はあるだろうし、レタッチソフトを使って手作業で修正していくことも出来そうだ。ここから先はコンポジット合成等の画像処理の領域。うーん、面白さと改善点の両方を回収したなあ。

以下、星の比較明合成をまた行うとき気をつけたいこと。

  • 三脚はしっかりと伸ばして、ぐらつかないよう確実に立てる
  • レンズ用の結露防止ヒーターはいずれ用意した方がよかろう
  • 防寒対策、特に指先の動きは確保するべし
  • 諸操作の精度を高める&1ショットに時間を掛けることで星空写真の魔法が使えるようになるはず