2015年4月30日(木) いい空じゃないか

原付で走っていて、えれー空の綺麗なこと。ここでとめて写真撮りたいなあなどと思案する。

なんとか商店にて、今月頭に地元ラジオでちらっと紹介され気になっていた、地元産のミードを探し求めた。200ml一本870円。輸入物のはちみつ酒ならかつて飲んだことはあるけれど、麹からつくられたものは初めて見る。今封を開ける。

うん、さらっとしていて、蟻をつまんだときのような、果物よりも甘く鋭い香りがする。美味しいじゃないか。へー。ほんのりお米の気配がする。

なんだか背中が温かいからいま寛いでいるのだろう。蔵王白石のキツネ村に行きたいなあ。去年のゴールデンウィークは換毛期にあたり、ちょっとみすぼらしいきつねばかりだった。冬に行くべし。
そういや手元で放置していたクラフト・エヴィング商會の「テーブルの上のファーブル」。これはあたりだ。いいというか好い。好い本。

いま来たGoogleアラートに吉田篤弘の新著が載ってる。今日発売かと思いきや、二四日には出版されていた様子で、タイトルは「レインコートを着た犬」。つむじ風の三部作完結編とある。つむじはまだ読み込んでいないなあ。近所のTSUTAYAに電話したところ、在庫を回して頂けることになった。ふふふん。

2015年4月25日(土) 鯉のぼりを見かけた

食欲戻ったし、好き放題眠ってこのあたりで調子を立て直そう。祖父からそのうち筍を掘りにこいとの嬉しい連絡があり、筍の刺身というものを食べてみたい。

手巻きたばこってなかなかいい感じ。アークやブルーノートをジグザグのロングローラーで巻いてるのだが、これはちょっとしたおまじないのかかった楽しみかもしれない。

そういえば祖父は以前、子供のころ闇市場で手巻きたばこを売っていたことがある、と話していた。ここは葉たばこの生産地だったとも。筍のついでにそのあたりの話をもっと聞いてみたい。

2015年4月23日(木)

土日あたりから一睡もできていない気がする。さすがにどうかしてると思って昨晩お茶を淹れ、飲んでいると、急に身体が重くなり沈んでいくような感覚。今夜も同じ夜になりそうだからせめて、目覚まし仕掛けて目を閉じていよう。

2015年4月18日(土)

知らぬ間に貯めこんでいたクーポン券全て使って、Pyramidの2ndアルバム「TELEPATH」の中古を取り寄せた。いつの間にか聴いていた、という表現がしっくり来るさりげない心地よさ。廃盤でプレミアがついていたため、今までCD媒体で聴くのを諦めていたのだが、「市場から姿を消す前に」というレビューのこの機会に手に入れてよかった。だいこんおろしと水で過ごしていた身体に音が染みていく。

2015年4月17日(金)

Pyramidの1stアルバム「PYRAMID」を買った。昨日、僕の耳がそこそこ肥えていたお墨付きをもらったので、そのご褒美。横好きでも継続でそれなりに様になっていくものなのだなあ。いまから力を抜いて聴こう。

2015年4月14日(火) 雨の降る濡れそぼる

  • たばこのアロマ・バニラが何年か前に廃盤となっていた。しょーっく
  • お茶の露地栽培北限らしい地元で新茶の美味しいのが販売されているそう。静謐とか言ったか
  • 今月二十日から地元の酒蔵の造る蜂蜜のお酒が小売店に展開
  • ギター、アコースティックギターを弾くひとが締めくくりにきゅっと鳴らすのはフレットというものだそうな
  • 「テーブルの上のファーブル」を取り寄せ。いつ読むか見当つかない
  • 八重桜の花をいま摘まないと塩漬けにする機会を失うよ

些末な好奇心から連ねておくと、アロマ・バニラをたまに喫っていた大学の先輩がいて、その人は不思議に大人びた魅力のある方だった。……ほとんど交流の無かったゆえの偏見だったかも知れないが。

喫煙率の高いサークルで、僕は一時周囲の性格と喫う銘柄をこっそりメモしていたことがある。アロマ・バニラは僕も昔から気まぐれに喫っていたので覚えがあるが、かすかに甘く香る、喫味も副流煙も控えめなたばこだった。ボックスのデザインはお洒落なベージュ。

憧れというならそのたばこのように淡すぎたし、そうだったとしても今なお他のあてがいて。閑話。

いま、波津彬子さんの幻想綺帖(1)をちらっと読み、藤の森のおぢいという短編があった。長いこと本棚の肥やしにしていたのだけれど、こんなとこできつね用アンテナが感応していたとは。確かこの漫画は榎本ナリコさんの時間の歩き方をもとに古本屋で見つけたものではなかったか。検索すると確かに、眠れぬ夜の奇妙な話コミックス。

あっさり書いて今日はおしまい。眠れぬ夜。

2015年4月12日(日) 投票かんりょう

ナショナル ジオグラフィック日本版の購読から今月が十年目であることに気付いた。途中で数回途切れることはあっても補填し読んできて、今に至る。感慨とか沸かないけれど、本棚の幅だけは積み重ねだなあ。

日経BPそれ自体の経営がごたついていた折、日経サイエンスも併せて読んでいた。ただ、自分には合わない雑誌だと思ったこともあり、そちらの購読は一年きっかりでやめた。同時期のナショジオ日本版は「採算が合うように印刷の質を落とすかも」と言っていて、結局はこちらの発行も僕の契約も乗り越え、今なお麗しい写真と知見の塊が手元に届いている。

読み耽っていても僕の身に付く知識はさして増えないものだなあと思うし、そのわりに楽しんでいるじゃないかとも思う。部屋の壁に貼り付けている僕特製の地図、あれはミラー図法の世界地図で、ナショジオをとり始めたころ、他所でダウンロードした地図を自分で印刷したいと思い拵えたもの、の第二作目。A4の光沢紙を縦横20枚継ぎ合わせており、赤道まわりで450度あるから三大洋が綺麗に入る。かなりお気に入り。

この十年の継続とは別にナショジオ2004年9月号だけは特別に、巻末の青い月のホッキョクギツネ目当てで本棚に置いてある。自分のきつね好きの趣味はこのホッキョクギツネの写真を起点として、後天的に積極的に獲得したもの。教訓めいて書くなら、好きになろうと思えばなれるってことをそこから学んだ気がする。

手持ちのデジ一PENTAX K-50に搭載されているCTEというホワイトバランス、このCTEは光に対して不思議な反応を起こすので、夜明けの空を撮るのにもってこいだと思っていたのだけれど、モードとしてはペンタックスの独自拡張らしい。LightroomではCTEに対応していないため、それを使いたい場合はデジ一本体での内部現像に依存してしまう。ただ便利ってわけに行かないことは、むしろそれが普通で、やっぱり残念だ。

ああ、夜の温泉行きたい。

2015年4月8日(水) 今夜は眠れそう

youtubeへアップロードした動画に英語のコメントが付いていた。

「陽の降り注ぐSFSUの近くでクルマの座席を蹴倒して、このアルバムを聴きつつ居眠りしていました……」

今日は雪が降った。朝、濡れ雪と大気の冷たいこと。四月六日や二十三日が低温の特異日なことを鑑みると、この時期は寒の戻りでまだまだ冷え込む。

二枚ほど雪景の写真を撮影。以前、定期的に個展を開いているという写真講座の講師が、二日間の街撮りでフィルムにて五千枚撮ったから寝る間を惜しんで個展へ向けて選別している、という話をしていてくらっとした。個人的には、どうでもいいマニュアルフォーカスのぼやけた一枚が切り込み要員であることも大切にしたい。僕はようやくMFとAFの切り替えを確かに覚えつつあるのだ。祝福。

二十二日深夜から二十三日明け方にかけて、こと座流星群が見ごろ。日本では明け方以降に極大なためタイミングが厳しく、先の話になる。

追記:サーバーの調子が思わしくないようで、今日のアップロードを諦めて寝しなに入る。

更に追記:eo光の周辺でDNS攻撃の被害があったらしく、このサーバーも巻き添えを食らっていたみたいだ。

2015年4月7日(火) やはり星空のラジオを聴く

椎名誠のあやしい探検隊が新たに出ていたことをナショジオのWebコラムで知る。”あやしい探検隊 北海道物乞い旅”。探すか。

先日はアフリカ行きを再読。遠い場所でビールを飲んでいたらソ連が崩壊していたという下りに、時代の変節点が持つ熱に近いなにかを感じる。パタゴニアの風とタンポポの物語はなぜかハードカバーで持っているし、僕の文章がシーナ節にいくらか影響されているのはここを読んでの通り。

明日は冷え込むらしい。花冷えという表現はなかったか。