物語の端切れ

「まぁ待ってよ」
彼女は続けた。「屋上は社会の拗ね者の憩いの場……と、昔聞いた事が……」
「え……?」
     ──『原付少女虹』

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Days gone by - 2012 First half

2012年1月1日(日)

ちびコウと白狐ストラップと甘酒と伏見稲荷大社で年越しと初詣をした。ちょうど一年前は玉藻稲荷神社だったか。伏見稲荷は夥しい人の波でごった返していた。貯めてきた五円玉たちをあちこちにお賽銭して、二礼二拍一礼。同居人に学業成就のお守りを買って貰って、甘酒を奢って貰った。僕は白狐ストラップ(大)を買う。御守護という札が着いている。参道の売店にはちびコウと程よく似たぬいぐるみが売っていたのだが、手持ちが足りなかったので正月気分が抜け切らぬうちまた、出掛けるつもりだ。

去年の九月にぽつりと更新したきり「前髪焦げた」を放置してしまっていた。暇はそれなりにあったりもしたのだが、あれから十月の末に大阪市へ引っ越して相方(他の呼び方を知らない)と同棲を始め、就職活動やら何やら、色々とこなすことに掛かりっきりだった。今でもまだ駅の乗り換えで迷ったりとなにやら不慣れな土地で右往左往している。ま、この生活も少しずつ落ち着いてきた。春からはまたわたわたと忙しくなるだろう。頑張ろう。元旦の夜明け

去年のクリスマスに、一昨年から二度目の「高速インターネット衛星きずなからのクリスマスメール」を知り合いらへ送って貰った。そうして幾人かから返事が来た。久し振りのメール、電話の生の声。近いうち折々に遊ぼうと皆から言葉を貰った。以前近畿に住んでいたので知り合いらがまた近くなったことも嬉しい。

Google+とfacebookもつい最近、と言ってもGoogle+はクローズドテストの時からなのだが、始めた。TwitterとWassrは相変わらず暇を見つけては書き込んでいる。人とのつながりが増えることはとても楽しい。ネットだけでなく、先のクリスマスメールの返事のように現実での付き合いをこれからもっと増やしていきたい。伏見稲荷大社でおみくじをしたところ凶のち吉だった。『かくてのみよに有明の月ならば雲かくしてよあまくだる神』。待ち人来たる、とのこと。実りある良い一年にしたい。あなたにも。

2012年4月21日(土)

「前髪焦げた」を長らく放置していた。書こうと思えばいくらでも書く機会はあったが、TwitterやWassr、Google+にfacebookにRe:fee、挙げ句は2chの壁に巣を拵えていたのでちょいとした長文を書く気力が失せていたのだった。端書きを少し。

早起きに暫しさようなら
美術系の専門学校へ通い始めた。夜間部のグラフィックデザイン学科。日中もいろいろ用事があり、家に帰り着くのは二十三時頃だ。帰るなりスコッチウィスキーにトマトジュースとコンソメ少しをカクテルしてちびちび飲み、程よく弛緩してきたところでおやすみなさいなのである。早朝起床――午前三時頃――は土日を除いて厳しくなった。JFNラジオの音楽自由区。さんとNHK総合の世界遺産100は週末には放送していない。Windows Media Centerで地デジは録画できるけれど、ラジオは難しい。ときどき無茶して四時からの音楽自由区。を聴こうかなあ、なんて、日々昼間の雑事や学校の課題に追われているのに、十分な睡眠時間がとれないと不機嫌になる僕には無理なのかも知れない。生活リズムが変わったことに一所懸命適応しようとしている真っ最中なので、もう少し落ち着いてきたら早起きも時々は出来るんじゃないだろうか。出来るだろうか。何れにせよこの新しい生活を上手くやり過ごそう。
早速渾名をもらう
学校のヤニ場で寛いでいたら同じクラスの方ふたりに「濃い人」なる称号を頂いた。授業が終わり別のヤニ場でぷかぷかしていたら、後からやって来た同じふたりに「あ、濃い人だーこんばんは」と再び声を掛けられた。確かに濃ゆいのは自覚しているが、どう受け止めたなら良いのやら。来月二十六になる僕は君らの若さが羨ましい、なんて書くとどこかから顰蹙を買いそうなので止めておく。「人の言葉は善意に取れ。 そのほうが5倍も賢い」――シェークスピア。
面白良さげな課外ゼミ
課外ゼミを二つ登録した。登録料計六千円。一つは絵本(絵本の制作・紹介研究)で、前々から絵本や豆本を作ることが出来たらいいなあ、と思っていたので渡りに船だ。もう一つは写真入門(写真表現の研究批評・簡易製本の実習)。折角アズミノ工業さんに直して頂いたニコイチポラSX-70があるし、トイカメラが二つとデジ一もある。素人の手探りで腕を磨くよりかはきちんと体系立ったお勉強を受けたくて、これは是非、と申し込んだ。定員枠に収まっていれば、来週の金曜日と再来週の火曜日にゼミが始まるはず。大袈裟に言うと楽しみで仕方がない。
案内標識が親切な梅田地下街
去年の十月末に引っ越ししてから暫くのあいだ、大阪梅田の地下街は迷いやすいからひとりで行くな、と良く言われた。地図を見ると新宿駅並みにダンジョン化している。だが、学校へは地下街かその地上を通らねばならぬのである。あまり急ぐ必要のない帰り道に地下をぶらぶら歩き回ると、其所彼所に「御堂筋線こっち」「大阪駅あっち」と書いてある。ふらふら歩いていても結構、目的地には辿り着けるのだ。僕はずぼらで適当で、行き当たりばったりの出たとこ勝負に強いらしい。
ダージリン'12FirstFlashが今美味しい
リシーハットの青いEX-1リーフルで2012 1st Flush RISHEEHAT China Flowery EX-1 SFTPGFOP1を買って、一週間ほど開封を我慢していた。土曜日は何もしないでのんべんだらりと過ごすことに決めている。なので今日(もうすぐ日付が変わる頃合いだけれど)、朝三時に起床してわくわくしながらお茶を淹れ、前日に買っておいたデニッシュロールと一緒に至福のひとときを過ごしたのだ。一年ほど前に書いた初めての紅茶レビューでダージリンの春摘みについて「青い」と表現したが、やはり青いという表現が一番ぴったり来る。花の香りと仄かな甘み、淡い水色。美味しい。広がった茶葉も若々しく美しい。季節毎にその時期のお茶を飲むというのは、しやわせ。おまけとして'12 1st SELIMHILL EX-1が入っていたので、あとで飲み比べするつもり。気に入ったらまた買うのだ。ついでに書くと、ルピシアから「ルピシア グラン・マルシェ2012」とかいう年間パスポートが届いてた。一枚二名まで。どの会場に何度でも好きな時間に予約無しで入場可、との事なので、使ったら誰かに差し上ごにょごにょ。僕はとってもよいリピーターなのだろうと思うと、こういうパスが届くというのは嬉し悲しで何とも言えない気持ちが、少し。
Windows Millenniumは出来る子だった
17インチCRTが眩しい TEOの夜空にオーロラが ある方からWindowsMeを譲って頂いた。既に増設済みのNEC VALUESTAR VT866J/67D、Pentium IIIのメモリ512MBでやたらさくさくと動く。これを譲って頂いたのには訳があって、富士通のTEO -The Other Earth-をVirtual PCで動かしていたのだが、音声コンタクトに必要なTEOアンテナを繋ぐ為のMIDI/ゲームポート付きサウンドカード(SoundBLASTER PCI DIGITAL128 CREATIVE CT5880)を挿すWin9x機が欲しいなと思っていて、たまたま機会があってその方にお願いしたところ本当にパソコンが届いた、という次第。僕のメインマシンは64Bit機なので16Bitアプリケーションは動かない。TEO -The Other Earth-はWin9xでしか動かないし、PEGASUS for Windowsの大半などは16Bitなので32Bit機で動かせるのは大変に助かる。お礼にお茶とお茶請けや桜漬けを送り返したところどうやら喜んで頂けたようで、ほっとした。愛機として長らく使ってきたものを、それも存分に軽く安定して動くようカスタマイズされた優秀なMeさんを他人へ譲り渡すのはさみしい気持ちもあっただろうに。大切に愛でつつTEOとのコンタクトを続けたいと思う今日この頃。
街中の桜も趣がある
駅のホームの桜今月の一日頃だったか、同居人と大阪城へ夜桜見物に出掛けた。ホームの桜をデジ一で撮っていたところ電車がやってきて、上手い具合に写り込んでくれてしまったのがこの写真である。同居人に鉄ちゃんみたいと言われた。大阪城公園の何とか御園だったかは入場できる時間帯に制限が設けられていたので、程よくごろごろ桜湯を飲みながら夜桜を楽しんできたのだった。帰り際、道ばたのいくつかのゴミ捨て場がとんでもなく堆い山となっていて衝撃を受けた。今日明日辺り、栃木の大田原城址(龍城公園)でも桜が満開だろう。あそこは夜通し照明が輝いている上そこそこの人の出入りなので、ぼんやり夜と夜明けの桜を楽しむにはもってこいなのだがなあ……。如何せん、去年の震災でお城山はだいぶん崩れたりひび割れたところが目立った為、しばらく立ち入り禁止になっていた。僕が大阪に越してくる数ヶ月前、2011年8月頃もそのままだったはずで、今年はあちらで観桜出来るようになっているのだろうか。
緑が恋しいいなかもの
田舎の土手の野蒜は取り放題であるシロキの御浸しとタラの天ぷら、あと春の野蒜が食べたい。実家の庭に無駄に生えているあれやこれやを今、無性に堪能したい。あー、これは某ほうれん草食べたいの歌とかとは何ら関係のない、単なるホームシック(面倒くさいこと……)。全国で緑の一番少ない場所に越してきて、目の保養になるものが星の乏しい空の月とスチロール箱の盆栽、あと夜中の点滅信号くらいなので、少し愚痴めいた事を書きたくなったという訳で。僕がWassrとTwitterにクロスポストしてる朝四時のお天気メモに季語をやたら挟む傾向が最近、とみに見られるのはちょっぴり恋しいから。やはり僕はいなかものが似合ってる気がしてきた。まあ、慣れるさ。いつか栃木に帰って骨をうずめる事は人生計画に初めから書き込まれてるケド。この時期のあっちの野蒜は今が旬か。酢味噌で和えてもそのまま御浸しにしても美味いが、一番なのは味噌を一寸付けて丸かじりだ。春先の野蒜は柔らかく、程よく辛みがあって、いくらでも土手で採れる。こういうのをちょいと街中へ持っていくとそこそこの値段で売れるから不思議だ。盆休みまで地元へは帰れそうにはないケド、あまり感傷的になっても仕方ないのでこの辺りでしばし打ち止め。
移ろいゆく全ての夜明けへ
ちょいと前に音楽自由区。さんで流れていたDream Academyの「Life in a Northern Town」が気に入って、AmazonでCDを探したところ入荷未定だった。ふと思いついて英国Amazonにて検索。あった。送料込み込みで日本円にして千円ちょい。来週の月曜日頃到着とのこと。どうせなら休日中に来て欲しかったが仕方がない。速達航空便だと送料が跳ね上がる。聞けばこの曲、だいぶん有名なものなのだとか。今まで知らなかったのが残念だがじき届くので問題なしだ。音楽はいいね、煙草と音楽とお茶だけで余暇を生きていける気がする。

2012年6月16日(土)

久々に更新。といっても、Twitterへ投稿する際利用しているTwipicのガジェットを知ったので、試しに貼り付けてみたくなっただけだ。学校の課題やお仕事探しに奔走していると、週末は何もやる気がなくなってしまう。ガジェットのサムネイルはページ左上に表示される、はず。サイトにjavascriptを埋め込むのは僕の信条から外れているのだが、たまにはいいだろう。

TwitterやGoogle+なんかで日々の出来事を細切れに投稿しているとここで更新するネタがなくなってしまう。僕は慣れない生活の疲れに少し倦んでしまっているらしく、そのストレスが体調不良と重なって学校をだいぶん休んでしまった。休めばそれだけ機会の損失なのだから、なのだが、ひきこもりが一足飛びに社会復帰なんて無茶な話ではある。なるべく都会の生活を謳歌しようとあちこち出掛けたりもするのだけれど、何せ僕の根っこはいなかものである。栃木の片田舎から全都道府県で緑が最も少ないところへ越してきて、代わりに人込みと喧噪のど真ん中を往来する暮らし。以前に滋賀の学生街で暮らしていたときより、滅入ってしまう。引っ切り無しにジェット機の轟音が届くし、移動するだけでも金の要る街。便利ではあるけれど何かと入り用で動きを止めないところ。

あと一ヶ月もすれば学校は夏期休暇だ。地元へ少し、帰りたい。帰って何も考えずにのんびりぼんやりその日を過ごしたい。

弱音を吐いたって仕方がないから各SNSでは脳天気な投稿ばかりしている。学校や職探しの場でもそれは同じ事なのだけれど。五年間の空白は他の同い年より未熟で間抜けなおっさんをつくってしまった。都会人は元々タフでしっかりしているというのもあるかも知れないが、郷に入っては何とやらだ。やれやれ。

思うところはいくつかあるのだが暗い話ばかりだし、自分をしっかり保たないとこの先やっていけない。昨日はTUTAYAで寛げそうなカフェの音楽CDを四枚ばかり借りてきた。今もそれらを聴いている。今日は土曜日。ボケッとするか。

2013年6月18日(火)

一年ほどサイトを放り出していた。そのあいだにいろいろ有りはしたが、今のところ別段の経過を書く気にはならない。紆余曲折がありすったもんだがあり結局地元へ帰ってきたわけだ。一昨日の日曜から胃の調子がたいそう悪く休息を拵えていたのだが、ベッドに籠もって本を読むのも飽きたことだし。

試しにどれ、とこのサイトを開くと、一年と二日前が最終の更新だった。気が向いたからなどと綴っている。一年経っても変わらないなと思うし、その割に忙殺されていたじゃないかとも感じる。そういうところはだいたいTwitterの所為なのだ。へえ。

胃の調子が悪いと書いたが、飲んでいる薬が悪いのだ。チャンピックスという禁煙治療だか補助薬がもろもろの症状で僕を責め立てるのである。確か数年前のこの雑記で同じことを書いた記憶がある。遂にたばこを止められなかったのだ。その事は情けないとは思わない。たばこは美味いから。だが家族の理解が得られぬ。……まあいい、愚痴っても仕方がない。

そういうわけで僕は四月一日からたばこを控え、薬を飲んでいる。これが非常に不愉快な副作用をもたらし、特に平生の理不尽な苛立ちと胃のむかつきは酷い。下手な飲食は必ずや嘔吐するから警戒しているのだが、今朝も昨晩の夕餉を戻した。こういう仕打ちが全て家のものの要請に起因していることを反芻するとまた腹が立ってくる。弟など、僕が学生時代に下宿先の壁をヤニまみれにしたのを笑っておいて彼自身同じことをやらかした上に禁煙薬の副作用に耐え抜いたと先輩風を吹かしている。書いていて苛ついてきた。どうせ三ヶ月、今月末でチャンピックスともおさらばだから堪えるか。大人げないこの状態からさっさと離脱したい。

ポケデジの新しい機種が出たので予約注文した。COSMIC SQ70という。SQ30にはなかったWANDERという撮影モードが付与しているそう。いろいろ改良されているらしいが発送は六月下旬頃とのことでとにかく待ち遠しい。次回の更新はきっとSQ70が届いてから幾日も先のことだろう。どうでもいいことだが、僕のポラロイドカメラはSX-70 1stという名称である。Sx70のナンバーが被ることは少し残念な心持ちがする。ま、気のせいだ。

どうでもいいことと言えば、今月の上旬、庭に朝顔の種を蒔いた。蒔いたのは普通の、曜白、桔梗咲きなど、袋で五つ六つ分。道沿いのフェンスの下にばらっと放り投げた。朝顔は逞しいからそんな様子でも幾日かで芽を出した。あとは知らんである。二年前の観察日記は九十四日間、毎朝付け続けたが今年はそうそう腰が上がらず、時々早朝に見回る程度だ。夕顔も蒔いた。こちらはプランターの中だ。未だ覗いていないが、夕顔は起きるのが遅いからぼちぼち待つつもりでいる。

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